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2017年03月23日10:14

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東京(3)

東京タンメンを食べて、上野から日比谷線に乗り、六本木に向かった。

国立新美術館で「ミュシャ展」を観る為であった。

「ミュシャ展」と名前がつく展覧会は、これまでいろいろあって、アール・ヌーヴォーの美しいポスターなどはさんざん観てきた私だった。

それらの展覧会で「スラヴ叙事詩」の下絵とか習作は何枚も観てきた。
だから、「スラヴ叙事詩」の一部分は知っていて、大きな作品なんだろうな。とは思っていた。

しかし、今回の「ミュシャ展」は、これまでの展覧会とは全然違っていて、ミュシャの集大成ともいうべき、「スラヴ叙事詩」の本物が それも20枚全部 この日本で公開されるというとてつもない展覧会であった!

まさか、あの「スラヴ叙事詩」が日本で観れるなんて、考えもしなかった。

いつかプラハに出かけて、「スラヴ叙事詩」を観に行こうと思っていた。

本当に六本木で見れるのかと信じられない気持ちだったが、本当だった!

せっかく観に行ったので、音声ガイドを借り、じっくりと観ることにした。

始めの作品は、「原故郷のスラヴ民族」という作品で、満天の星空に神様が3人浮かんでいた。一人は少女の姿をしていて、一人は戦いの神様、もう一人の神様は二人の神様のバランスをとっているような姿だった。絵の下方に二人がうずくまっていて、その目は恐怖に怯えていた。

あとの作品は、順番に展示しているわけではなく、絵の番号を見ながら、音声ガイドを聞いていった。

もっとじっくり見たかったのだが、知人と会う約束もあったので、とりあえず一通り観た。
図録を買いたかったのだが、ショップに入るのに随分長い列があったので、何も買えなかった。

とにかく、とてつもない展覧会だった!

もしかして、この「ミュシャ展」が 私の中で今年の展覧会のベスト1になるかもしれない。

それどころか、この10年 いろんな展覧会を観た中で、一番かもしれない。

ミュシャの祖国に対する気持ちが溢れている作品だった。


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