2月25日には 映画も観た。
生誕110年 没後40年メモリアル ルキーノ・ヴィスコンティ監督作品 「家族の肖像」を名古屋の
名演小劇場で観た。
「39年ぶりにスクリーンに蘇る!」ということであるが、私は 初めて観た。
ヴィスコンティ監督の作品は、去年に「山猫」「ルードヴィヒ」を観た。
それまではヴィスコンティ監督を知らなかった。
ローマの豪邸に一人暮らす老教授、失われてゆくものたちに埋もれ、孤独に生きていた彼の生活がある家族の闖入によってかき乱されていく・・・・
粗野な面と知性を同時に持つ美青年を演じたヘルムート・バーガーが とても魅力的だった。
伯爵夫人の傍若無人な感じや、老教授は 人に乱されたくないと思いながらも、傷ついた青年を介抱する様子など 「古き良き時代のもの」という感じがした。
伯爵夫人の娘も 可愛らしかった。
娘の申し出に 戸惑いながらも 微笑ましく感じた老教授。
人との交流をできるだけ避けてきた教授の人生に光が当たったようだった。
映画のラストが こんなふうになるとは、ビックリした!
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