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2016年02月21日17:19

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「時代を彩った美女たち」・・・安城市歴史博物館

今日は、安城市歴史博物館に行った。

午後2時から「ポスターを飾った美女たち」という題名で、青梅市立美術館の学芸員、田島奈都子氏の講演会があった。

きちんとしたレジュメが配られたので、今回の話はよく分かった。

1.日本製ポスターの発達

1)外国作品からの影響
  19世紀末  欧米から商品やサービスと一緒に、その広告物として流入
  
  多色 石版印刷による大判ポスター 

1900−02年  第5〜7回白馬会 開催

  フランスに留学していた画家(黒田清輝など)が、帰国時に現地で 「最新の美術」として流行していたポスターを持ち帰り、展覧会場で公開する

実業家は、欧米を視察した際に「広告」として持ち帰り、自社の参考にしたり、展覧会形式で公開

大正年間 200件近い「ポスター展」が全国で開催される

外国製ポスターが「見習うべき作品」と認識され、影響を受けた作品が続々と制作

1900年 天狗煙草のポスター  1650年 ベラスケス「鏡を見るウェヌス」


2) 受け継がれる日本伝統

引札・絵美羅(チラシ)・・・おめでたい図柄(七福神、鶴亀、富士山など)の人気と多用

大小(カレンダー)・・・実用性(配る側ともらう側)、装飾性、遊び心

カレンダー入りのポスターの制作・・・・カレンダーが小さい
 1910年代後半

装飾j的価値が優先

浮世絵との関係・・・・初期図案家・・・浮世絵の絵師が系譜をひく
             旧知の図柄・・・・手本となる 認知度が高く、記憶に残りやすい

             共通主題としての美人・・・人目を引き、記憶に残りやすい

 美人画ポスターの誕生と隆盛

2.美人画ポスター

1)美人画ポスターの存在意義

錦絵中の美人・・・遊女、芸妓、茶店や水茶屋に勤める娘(看板娘)   歌舞伎役者
            美人で評判、流行の発信源

「美人画ポスター」とは何か・・・・女性を主題としたポスターの総称。
 基本的に 豪華な衣装を身にまとった容姿端麗な女性がモデルになっている作品。

店舗の飾りとしての機能・・・・女性の服装は概して華やかであり、着飾った女性を主題とした作品の方が、店舗の飾りとして映える。

多色化、大判化

写真が大判印刷可能になっても、モノクロ調には人気が無く、人工着色されるようになる。

印刷業界にとってのポスター…自社の技術力をアピールする絶好のチャンス。
 特に石版印刷は 限られた印刷会社しか手掛けられなかったことから、「印刷の華」とされ、大企業からのポスター発注は印刷会社の誉であり、美人画ポスターは日本の製版印刷術の発展に大いに貢献し、「美人は印刷業の大恩人」とも言われた。

「美人画ポスター」には、広告効果があるのか?・・・人は人に対して最も関心を引くことから、人物を主題とすることには一定の効果がある。しかし、業種や広告対象を問わず、美人を主題にさえすれば、十分な効果が得られるわけではない。

飲料業界と「美人画ポスター」・・・男性を主たる需要者とすることから、現在でも「美人画ポスター」的なものが隆盛。明治期から広告業界では主たる依頼主として存在した。

美人・酒の組み合わせも古くからある。







            
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