こんな雪の日なのに、私は名古屋に出掛けた。
というのは、若尾文子の映画が観たかったからである。
泉鏡花作 「滝の白糸」は、以前から 観たいと思っていた作品であった。
若尾文子さんなら、絶対に美しい姿が見えるので、間違いない作品ではないかと思っていた。
「滝の白糸」のストーリーは知らないが、泉鏡花の作品だったら 美しいものに違いないと思った。
旅芸人の太夫の役で、「水芸」をやっている場面が出てきて、それは美しかった!
多分 若尾文子さんが20代くらいの作品なのだろうと思われた。
沢村貞子の 舞台上の口上が 見事で、また太夫を支える姉御の感じで、良かった!
どういう話かと思っていたら、ハッピーエンドだったので、良かった。
もしかしたら 悲劇的な話になるのかと思ったが、こういう話だったのか。
少し拍子抜けした。
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