昨日、日曜美術館の放送を観て、今日 早速 メナード美術館に出かけた。
どうしても 葛飾応為の「夜桜美人図」が観たかった。
連れが 運転して連れて行ってくれれば、高速道路を使って行けるので、1時間半くらいでメナード美術館に着いた。
なかなか小牧という所は、電車で行くと 不便であるから、車でしか行ったことがない。
小牧のインターを降りれば、10分くらいで 美術館だ。
美術館の入り口の扉を開けたら、田淵俊夫の四曲一隻屏風が 迎えてくれた。
いきなり、大作か!と思った。
「大和大柳生」と「三華繚乱」の屏風だった。
「三華繚乱」の屏風は、水墨画で、満開の桜を描いている。水墨画であるが、華やかな感じがして、いかにも春の到来という気がした。
「大和大柳生」は、緑青が印象的な絵で、田舎の美しい風景を描いている。
メナード美術館は、田淵俊夫の絵を 随分 所蔵しているようだ。
「三華繚乱」は、これまで観たことがあったが、「大和大柳生」は 初めて見た。
豪華な屏風は、平川俊夫「春秋」と中島千波「神代櫻」もあり、新春の展覧会として 華々しい感じで良かった。
「春秋」の屏風は、紅葉、桜、梅、椿が 満開状態で、金が効果的に使われていて、凄いものであった。こんな屏風を所蔵しているとは、凄いな!
中島千波の桜の絵は、さすがな感じで、一足早く お花見したような気分になった。
川合玉堂の「松上双鶴図」は、いかにもお正月らしい絵だった。
速水御舟は「紅梅」「春雪」で、上品で繊細な日本画であった。
今回の展覧会では、書の展示もあり、本阿弥光悦や藤原定信の書が展示されていた。
書については、私は 全然分からないが 一応観た。
そして、ついに 目的の 葛飾応為「夜桜美人図」だ。
美しい女性。光が 女性の顔を照らし、輝いていた! まさに傑作だと思った。
筆を持つ女性の手が わりと大きく、力強く見えた。
別館に行ったら、名古屋芸術大学の人の展示があったので、それも興味深く観た。
大学の課題で、「自分が企画する展覧会の目録を作る」というもので、メナード美術館に所蔵されている作品をもとに作っていた。手作りの微笑ましい作品やら、本物の図録のように きちんとしたものもあった。
私も 自分で 理想の展覧会を この日記の中で 作ってみても面白いかな。と、思った。
予算関係なく、自分が 観てきて感動した絵を 組み合わせた架空の展覧会を こしらえてみようかな。
ちなみに、「和のかたち」の展覧会は、2月21日までです。
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