8月13日(晴れ)
この日も最高気温は36度。
暑かった。
入場券を購入すると、まず「銀器コレクション」を観た。
15世紀から保管されてきたハプスブルグ家の銀器、金器、磁器など膨大な数の食器がずらりと並んでいて、こんなに食器を 見たことが これまであったのか。と、思うくらいだった。
音声ガイドも日本語のものがあって、いちいち説明してくれるので、聞いていたら、耳も疲れた。
目も疲れた!
「シシィ博物館」、「皇帝の部屋」の展示へと続くので、2時間半 ぶっ通しで見るしかなかった。
途中休憩したくても、そういう場所が無かった。
銀器や金器は 財政が厳しい時には 金貨や銀貨になったそうだ。
ガラスやら、鍋、フォーク、スプーン、プリン型などもあり、ものすごい数だった。
マイセンとか イギリスからもらった食器もあった。
「シシィ博物館」では、エリザベート王妃の人生を辿った。
エリザベート王妃については、全然知らなかったが、映画にもなったことがあるらしい。
ドレスや愛用の小物などが展示されて、こういう人だったのかと 思った。
皇帝の部屋・・・ 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の執務室や居室は、愛する家族の肖像画で飾られていたが、エリザベート王妃の部屋には、自分の両親、弟の肖像画で、夫や子どもの肖像画は無かった。
皇帝の部屋は、質素で 必要なものが最小限あるという感じだった。
エリザベート王妃の部屋では、プロポーションを保つための運動器具(鉄棒、吊り輪)」が部屋の中にあった。髪の手入れをするのに2時間もかかっていて、その間に 自分の好きな詩を 読んでもらったりしていた。
また、現在のような洋式トイレ、バスタブもあって、美容に時間もお金も使っていたんだなあ。と、思った。また、エリザベート王妃は、フェンシングや乗馬もやっていて、スポーツの得意な人だった。
それが、皇帝のお妃になって、不自由な生活に慣れずに、 ウィーンを離れていたいと思うような人になり、憂鬱な気持ちで一生過ごしたと思うと、何だか 気の毒になった。
専用の船で 旅行もよくしていた。
2時間半 たっぷり観光した後、近くのカフェで 「ウィンナー シュイニッツェル」を食べてみた。
わりとあっさりとして美味しかった。
その後、「アルベルティーナ」(Albertina)へ行った。
ピカソ、モネ、ウォーホル,マンレイなどを観た。
この美術館では、クリムトは 「銀魚」の絵を観た。
エゴン・シーレは6枚、ココシュカは3枚観た。
ここでも現代アートの展示を観た。
ウォーホルの「毛沢東」を観た。ウォーホルは 他の美術館でも観た。
マルグリットとデルヴォーの絵もあったので、何となく嬉しい気がした。
見たことの無い絵だった。
その後、ザッハートルテを食べたが、ザッハーで食べたのではなかったかもしれない。
隣の店と 多分 間違えた気がする。
でも、カフェのお客さんは、全員 「ザッハートルテ」を食べていたことには間違いない。
ザッハートルテは 思ったほど 甘くは無かった。
teaも注文したが、両方で10.7ユーロもした。
結構高いもんだなあ!
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