オイゲン公の冬の宮殿を 案外 早く観てしまったので、次の場所に行ってみることにした。
音楽館(Haus der MUsik)は、音楽をテーマとした体験型の博物館。
楽器の仕組み、音楽とオーケストラの発展の歴史や有名な作曲家にちなむ部屋などがある。
モーツァルト、ベートーベン、ハイドン、シュトラウス、シューベルト、マーラーなどの部屋で、楽譜の展示などがあった。
入口にヘッドホンが置いてあって、その部屋の説明をドイツ語で聞けるようになっていた。
私は あまりドイツ語が分からなかったので、聞かなかったが、言語が分からなくても、楽しめた。
というのは、階段が音符になっていて、その音符が鳴る仕組みになっていたり、サイコロを振ると、その目だけの音が鳴る仕組みになっているものもあった。
一番面白かったのは、指揮棒を振って、ウィーンフィルが演奏してくれるアトラクションだった。
上手に指揮棒が振れると、指揮者の 「上手だった!」という言葉が映像に映し出された。
私は、「アイネ クライネ ナハトムジーク」に挑戦して、なかなか上手に 指揮棒が振れた。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのフィルムコンサートの上映室があって、じっくりオーケストラの音を楽しんだ。
また、ベートーベンとモーツアルトの曲をアレンジしたものを映像を流しながら聴ける場所もあり、現代アートに通じるような展示もあった。
コンピューター制御のマシンでの演奏ができたり、なかなかいろんな工夫があって、子どもにも
充分楽しめる博物館だった。
ここで 2時間くらい過ごした。
ドイツ語が 堪能だったら、いちいち説明の音声を聞いたり、説明書きをじっくり読んだりすれば、
3時間くらいは 過ごせる場所であろう。
ここは 穴場だと思った。
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