美術史博物館から次のレオポルド美術館までは徒歩で10分くらいだった。
レオポルド美術館で エゴン・シーレのデッサンなどを観た。
クリムトの「死と生」も観た。大人、子ども、男、女、若人、老人など人生の様々な段階で描かれる10人もの人々が、忍び寄る「死」に対抗するかのごとく、互いに寄り添い、ひとつの塊となることで「生」を護り、生き抜く糧としているかのようである。しかしその中で数人は目を閉じ、眠っているような姿で描かれているなど、「生」そのものの中にも「死」の存在を暗示させている。
この絵は、近くに音声が聞けるものがあったので、聞いてみたら、グスタフ・マーラーの曲であった。
マーラーの曲を聴きながら、「死と生」の絵を観ると、何だか荘厳な感じがした。
地下では、トレーシー・エミンとエゴンシーレの素描のコラボレーションの展示だった。
トレーシー・エミンについては全く知らなかった。
3階では、エゴン・シーレとWALLY NEUZULという展示で、一時期 モデルと画家という関係だけではないような二人の映像や 肖像画などの展示だった。
エゴン・シーレは 父親が駅長だったので、駅に住んでいた。そんな故郷の映像などを観た。
エゴン・シーレは NEUZULと いろんな場所に行ったものの地図や エゴン・シーレが結婚することになって、NEUZULが 従軍看護婦になった時の写真なども見た。
絵のモデルだった人が いきなり従軍看護婦になるのか?
どういうことか分からないが、そういう人だった。
現代アートのような作品もあった。
ココシュカやゲルストルの作品もあった。
ルートヴィヒ財団近代美術館では、現代アートばかりで、テーマが人間の肉体を使った映像作品だったようで、いろんな映像作品があった。
日本ならこういう映像は ダメではないかと思われるものもあった。
ここでは どういう映像だったかは書かない。
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