宿泊したホテルは、ステファン寺院のすぐ近くだった。
今年は、ホテルが 分かりやすい場所にあるものを選んで 予約したのが良かった。
あの真夜中に ホテルを探すことなど 到底できなかっただろう。
Uバーンを降りて、地上に上がったら、もうホテルの看板が見える場所にあった。
それから、観光して感じたことは、このStehansplatzの駅は どこに行くにも都合が良かった。
良いホテルを選んだと思った。
それに、バスタブ付きで 朝食付きだった。
去年は、シャワーだけしか付いてなくて、朝食も 別料金だった。
朝食が付いていたことは、スーツケースを失くした私には ありがたかった。
さて、疲れていたはずの私だが、7時半ごろ朝食を食べにホテルのレストランに行った。
ビッフェ形式だった。
まず、観光案内所に行って、72時間有効のウィーンパスを買った。(21.9ユーロ)
一体 元が取れるのかどうか分からないが、ウィーン市内の交通機関が乗り放題になったり、主要な美術館が割り引きになるというので買ってみた。
まずは、この旅行の目的である美術史博物館へ行った。
10時の開館の30分も前に着いたが、写真を撮ったりした。
10時に開館すると、まずウィーンカードを提示して、2ユーロ引きの13ユーロだった。
まず、正面階段を上った所の壁面上部に描かれた壁画。クリムトの「古代ギリシア美術の女神」と「古代エジプト美術の女神」を観た。
「これが、クリムトか。」と、思った。
壁画は 現地で見るしかない。
ガイドブックでは、ブリューゲル「バベルの塔」「農民の婚礼」「子供の遊び」「雪中の狩人」、
デューラー「ヴェネチアの若い婦人」、フェルメール「絵画芸術」、ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」、アルチンボルド「夏」、ラファエロ「草原の聖母」、ティツィアーノ「ヴィオランテ」が主なものだと書いてあったので、それは全部観た。
しかし、ルーベンスの大きな作品が 多く展示されていて、壮観だった!
まさか、ここでルーベンスが こんなに充実したものがあるとは 知らなかった。
ファン・ダイクの部屋があったり、絵が やたらに多く展示されていて、どの絵も見応えのあるものばかりで 大満足だった。
今回の旅行では、やはり ここが一番の見所であった。
もっと1枚1枚を じっくり観ておけば良かった。
でも、せっかくウィーンまで行ったので、いろんなものを観たかった。
それでも、2階の絵画の展示は 2時間余り観た。
ツアーだったら、2時間も いられなかっただろう。
それから、この美術館の中のカフェで、スープ(ヌードル入り)とフルーツティー。(10.8ユーロ)
スープは、あっさりとしていて、野菜も入っていて、美味しかった。
それから、上の階にあるコインコレクションを ちらっと見て、古代ギリシア、ローマ、エジプトのコレクションを観た。
それから、何と言っても美術工芸品の豪華さに圧倒された。
結局、ここには午後2時くらいまでいた。
午後2時なので、まだ 時間がある。
それで、レオポルド美術館に行ってみることにした。
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