「平成25・26年度に新たに加えられた作品の中より厳選された24点を公開」ということで、観に行った。
伊藤小坡「桜狩り」のみずみずしい美しさや、小野竹喬「春雨山水」 木内克「裸婦」
寺島紫明「舞妓」 北川民次「梅」「バッタを抱く女」 我妻碧宇「うぐいす」「さかな」、嶋谷自然「富士聳ゆる」「湖畔」・・・これらは I氏コレクションだったのを寄贈
ご本人や 遺族の方の寄贈もあった。
鬼頭鍋三郎「ミモザの庭」は、なかなか素敵な絵だった。女性を描いた絵だった。
鬼頭鍋三郎といえば、古川美術館でも展覧会があったりして、有名な洋画家である。
そんな絵を寄贈してくれるとは 凄いな。と、思った。
美術館は、寄贈してくれる人の絵の質によるのではないか。と、思った。
ボストン美術館でも、寄贈した人の趣味で こういう絵が所蔵されているということを聞いたから、
素晴らしい絵を 寄贈してもらいたいな。と、思った。
そうして、我々庶民が 芸術に触れるのである。
自分では 絵の購入なぞはできないから、美術館で 見せてくれるものを観るしかない。
新収蔵品展は、24点だったので、すぐに見てしまったので、常設展も見たら、こちらも戦争関係の展示もあった。
軍事工場で働いていた女学生の遺品を見て、何だか 涙が出てきた。
たまたま、その日は 朝番だった時に 空襲で 命を落とした人だった。
彼女の日記や ノートなどが展示されていて、几帳面に いろいろ書いていて、一生懸命に勉強している様子が 分かって、それが一瞬で 死んでしまった。
将来の夢もあっただろうに。と、思うと、戦争というのは 酷いな。と、つくづく感じた。
それから、キルト展も見た。こういうものは、初めて見たが、こういう作品を作るのには、相当な手間がかかっているんだろうな。と、思うと、気が遠くなるような感じがした。
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