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2015年03月27日11:50

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白日会展 (2)

3月22日

画家の深澤氏の話の後、午後2時半から 彫刻の先生の話が始まった。

柴田良貴氏の話であった。

彫刻の話を聴く客は、絵の先生の話の時よりも 随分 少ない。

勿論、私のように 両方聴こうとする人もいるが、彫刻の話まで聴く人は少なかった。

しかし、この彫刻の話こそ 興味深い話が多いのである。

去年の山本氏の話も 良かったが、今年の先生の話も 聴きごたえがあった。

近頃の彫刻は 強化プラスティックで できているのが 大部分であるらしい。

運搬の面や、壊れにくさなどが 良いとのこと。

私たちは 彫刻に 触ることはできないが、作家の先生が 作品を 指で 弾くと、軽い音がした。

ブロンズ彫刻に見える作品が、強化プラスティックでできているとは 知らなかった。

ブロンズ彫刻にするには、自分ではなくて、業者に頼むそうだ。

木材や針金などで 型を作って、それに溶かしたプラステッィクを流し込んで やると聞いた。

作品に窓を作って、そこから型を壊して はずす。

石膏のものも型を作って、それを壊して作る。

「漆を塗る」ということも聞いた。

実際に やってみないと分からないが、そういう具合なのか。と、思った。

「木彫で 一本の木を のみで 削り出して彫刻する」というのは、少ないようである。

テラコッタの作品は、シンプルに見えた。

この柴田氏は 大学で教えているそうなので、とても説明が 上手く、分かりやすかった。

来年に 湯島聖堂で この先生の彫刻の展覧会を やると聞いた。
 
丁度 白日会展の 時期らしい。

ぜひとも観に行きたい。と、思った。




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