２．東京都庭園美術館へ

ホキ美術館では、あまりゆっくりとしていられなかった。

帰りのバスの時間が気になるからである。

１時間に１〜２本くらいしかバスがないので、１１時４１分のバスをのがすと、１２時２４分くらいまでバスが来ない。

それで、どうしても１１時４１分のバスに乗るしかなかった。

１１時から　ギャラリートークがあったが、それも聞かなかった。

聞いていたら、バスの時間が　遅くなる。

この日のうちに　東京都庭園美術館と　渋谷で　「ボッティチェリ展」を観ておきたい。

泣く泣く　ホキ美術館を退出。

１２時５分の　京葉線快速電車に乗って、東京まで行き、山手線に乗って、やっと目黒に着いたのが、午後１時半過ぎだった。

結局、ゆっくり昼食を食べる暇はなく、電車の中で　コンビニで買ったおにぎり１個を　つまんだだけ。

東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸で、アール・デコ様式である。

この美術館には、以前出かけたことがあって、建物公開の時にも出かけた。

リニューアルしてからは、初めて出かけた。

エントランスのルネ・ラリックのガラス扉は、いつ見ても美しいなあ。と、思いながら、展示も　アール・デコや　古典主義のものなので、建物と展示が呼応する感じだった。

ラリックのガラス瓶や香水瓶の展示があったり、テーブルセットなど、建物も含めて丸ごと　楽しめた。

日本とフランスの共同作品で、古き良き時代の建物を　よくぞ造ってくれた。と、思った。