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2015年02月11日07:32

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日展    彫刻

日本画、洋画を観た後、彫刻に行った。

そしたら、丁度 彫刻の先生の話が 始まるところだった。

せっかくそういう所に居合わせたので、聞いてみることにした。

会員の工藤潔氏であった。

「森の番人」という作品。ひげを生やしたごつい体の老人が左手を目の上に挙げている。

右手は木を握りしめている。

唇はひん曲がっていて、目は 右につり上がっている。

この作品で、原発反対、異常気象、自然破壊を怒っている気持ちをこめている。

自然との共生を願って 作った。

自然の声として、木の上にフクロウを配置させ、森の神を表している。

木の葉の向き、男の膝の向き、手の角度、背中など、全部の向きを 計算しつくして作っていた。

どこの角度から見ても 安定感があるようにしている。

この彫刻は、ブロンズで できているのではなく、プラスチック製。

軽くて、丈夫な素材を漆と日本画の顔料を混ぜたものを 上から塗っている。

ブロンズでできているかと思ったら、まさかプラスチック製とはね。

知らなかった!

私は、そこで、先生に質問した。「これは、小さなサイズの作品を作ったのですか?」

そしたら、「良い質問ですね。そうです。小さなサイズで いろいろ試しました。」と答えてくれた。

私は、平櫛田中の彫刻を観てきて、小さなサイズのものを見たことがあったので、そういうものかな。と、思ったから そういう質問をした。

やっぱりそうか。

「いろんな角度からこの作品を見て欲しい。」という先生の言葉から、来場者は その彫刻をいろんな角度から見て、なるほど。と、思った。

男の小指を曲げた角度にも そういう想いがあったのか!

また、男の足の肉厚さや、踏みしめた力の凄さ。

モデルの人が 腰痛になりそうなくらいの姿勢でやってくれたと聞いた。

また、野山を駆け回っていたような足で、この人で なければ、この作品は出来なかった。

足の指も ぐっと力が入っている。

見れば見るほど、この作品の魅力が あふれてきて、私は この作品の周りを3回 廻った。

ぜひとも皆様にも この作品を ご覧になっていただきたい。と、思った。

「原発反対」を こんなに怒った男の彫刻で 訴えている作者の想いが 凄かった。

これは、作者の話を 直接聞かなければ、分からなかったので、皆様にお伝えしたいと思った。

















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