今日は 2月8日。「ふたばの日」・・・つまり、文化のみち二葉館(名古屋市 旧川上貞奴邸)が名古屋市に寄附されて、移築、復元されて、文化のみちの拠点施設としてオープンした開館記念日であった。
丁度 今年はオープン10
周年というので、先着100名に来館プレゼントがあるということだったが、私が到着した10時少し前には、もうそのプレゼントは 終わってしまっていた。
それでも、今日は、「からくり三番叟(さんばそう)・座敷からくり」実演とお話というイベントが 10時40分からあったので、展示を見ながら、時間を待った。
「からくり人形」については、古川美術館で、以前 実演とお話は聞いたことがあったが、今回は 違う人で、木偶師・二代目 萬屋仁兵衛氏だった。
春日井市に工房があるそうだ。
からくり人形には、クジラの毛が必要だそうだが、それもクジラの種類も 決まったものしかダメなので、高価なものになってしまった。エビクジラとか言っていて、他のクジラの毛は 短すぎたり、毛が粗くてダメだそうだ。今では、ワシントン条約で、そういうものは手に入らないので、前から持っていたものや、分けてもらったものを使っていると聞いた。
それから、前にも聞いたが、いろんな木から出来ていて、そういう材料を調達することだけでも、大変だと思った。樫の木で頭を作ったり、桜の木などであった。
クジラの毛だけでも、150万円とかするらしいので、からくり人形を手に入れるには、随分 お金がかかる。
高級車を買うくらいのお金がかかるのかもしれない。
また、人形の衣装は、専門の人が作る。
スイスのジュネーヴでからくり人形の実演をしたことがあるとも聞いた。
英語力は そういう世界でも 必要だそうだ。
実演は 良かった。
茶運び人形は この前も見たが、大きな人形を動かすのも見た。
50分くらい 立ちっぱなしで見た。
大広間といっても、大勢の人で一杯で、身動きができないくらいの人数が からくり人形の話を聞いた。
出かけた甲斐があった。
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