とってもご無沙汰しています。
現在、僕は『異聞・吾輩は猫である』という珍奇な実話を書いています。
主人公の猫の『シロ』は既に紹介しましたね。
このほどニックネームもつけました。
『お公家猫・悪麻呂』です。
全身は純白なのですが、眉毛はなくその部分だけに黒い毛が生えていて公家のようなのです。
とにかく普通ではない悪い猫です。
また、乱暴な猫なので、自宅ではなく道路を挟んだ書斎代わりの事務所で飼っています。
爪を立てたり、物を噛むのは普通。
事務所内で短距離走もしますし、鬼ごっこも。
PCの電源を引き抜いたり、網戸を空けて外に逃げようとしました。
でもご安心あれ、文武両道の教育をしていますからね。
猫は大量の水が嫌いですね。
でも二日に一回の割合で入浴させています。
石鹸で全身を洗うのは普通かな。
でも濯ぎはとても違っていますよ。
なんたって石鹸が付いたまま浴槽に投げ込むんですからね。
頭部はどうするの?
猫掻きで泳いでいる頭部へ洗面器で汲んだぬるま湯を十回ほど掛けるのです。
『シロ』は猫掻き名人なので溺れる心配はありません。
十分間程度なら楽に泳げるでしょう。
これが文武両道の武の教育ですね。
湯上がりの後には文武両道の文の教育が待っています。
それは猫声の練習会です。
『シロ』はまだ幼児猫語でしか話せませんからね。
パーフェクトの猫の鳴き声を習得させるのも飼い主の義務と考えていますからね。
こちらの練習会は毎日断続的に三十分間開催しています。
成果は上がっていますよ。
5回に1回程度は大人の猫に似た鳴き声もしますからね。
もちろんこれは教師の猫声が抜群だからでしょう。
教師ってもちろん僕のことですよ。
目標はパーフェクトの猫の鳴き声を習得ではありませんよ。
人間の言葉は話せなくても完全な理解が出来ることです。
『シロ』には、牛乳からブリのアラ炊きの魚肉の離乳食を経て煮干しやキャットフードになっています。
最近では秋刀魚の頭を完食しました。
生後二ヶ月の子猫にしては大したものでしょう。
飲水も与えていますが飲料は牛乳です。
南国の猫らしく鮭は苦手のようです。
もっとも鮭は皮しか与えませんが。
ちょっとリッチな食生活かな。
他の猫とは異なって文武両道の教育カリキュラムがありますからね。
さらに個室の猫用トイレも完備していますよ。
夜は孤独ですが、これも訓練なのです。
手に負えないときのために猫用監獄や別棟の物置まで用意しています。
僕は今日も『異聞・吾輩は猫である』も書きます。
猫を飼っている皆様。
僕の猫の飼い方は模範的ではないから決して真似ないでくださいね。
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