この間の大きな出来事といえば,何といっても吉良さんが急逝されたことです。
2016年7月3日の逝去が7月6日に報じられました。
3月の東京キネマ倶楽部での周年ライブ本番中に救急搬送され,豪華ゲスト陣続々登場の第3部が吉良さん不在となってしまったということはありましたが,その後しばらくの間ライブはお休みされつつも徐々に快復されているようだっただけに言葉もありませんでした。
ただ,吉良さんのお身体を案じる気持ちは3月からずっと抱いていて,それがなければもっと驚いていたことと思います。
詳しい経緯は現在まで知る機会がありませんが,ツイッターには吉良さんの逝去当日のツイートもあったほどで,本当に突然のことだったのかと察せられます(このツィートの真意が正解されていないことについて坂上真清さんがお書きになっていたのを拝読したことがあったと思います。)。
前週とこの週はジャックを訪れることが続き,まず(2016年)7月8日(金)は,Rose in the heatherでした。
Rose in the heatherは,私は(2016年)5月の麦と葡萄以来だったようです。
RINKAはRINKAというジャンルがあるようなものですし,今,札幌のアイリッシュシーンといえば,Rose in the heatherなのかもしれないと思われたことでした。
この日の客席にはRINKAのお二人もいらっしゃっていて,吉良さんのことは驚いたことでしたね旨のお声かけをくださいました。
打上げにも残ったのだったか,高倉さんから聞くyoutubeからの情報も興味深かったと当時書いたものにあります。
その2日後,(2016年)7月10日(日)は,ジャック昼下がりあらさんソロでした。
長方形の間取りの長辺を背にした演奏風景を覚えています。
留学中ということだったでしょうか,フィンランドからのお客があり,そのせいか前半はオリジナルより北欧の曲が中心だった気がします。
中盤,あらさんは「遠い音楽」と「雨のメリーゴーラウンド」を続けて演奏されました。曲の由来などは何もお話しにはなりませんでしたが,心にしみいるとてもいいアレンジのカンテレソロでした。
終演後に高倉さんが吉良さん亡くなったものねというように触れられました。
吉良さんのお母様が亡くなる少し前におっしゃっていたこととして,小峰公子さんがお書きになっていたことがありました。もし私がいなくなったら,木の葉っぱだとかそういうひらひらしたものになってあなたたちのことを見守っているわねといった趣旨のことを。
それは名曲Wonderful Lifeの歌詞にもつながっているのではないかと思います。
吉良さんもまた,ひらひらとした木の葉やそういった世界のそこかしこに入り込んで,これからも我々に生きるわけや何かを教えてくださるのではないかという気がしました。
翌週(2016年)7月14日(木)からは,もともとは吉良さんがこの季節に来道したいということで組まれたと思われる林太郎さん,u-fullのお二人と村上淳志さんの北海道ツアーが始まります。
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