「悪例として最悪の見本（怒）」/床屋の不思議な空間

今週も仕事厳しかった･･･。

来週はもっと厳しく、
再来週はさらに厳しい･･･。


■「悪例として最悪の見本（怒）」
Biplogy（旧ユニシス）の下請け会社。
尼崎市の46万人の個人情報の漏洩事件。
https://www.biprogy.com/pdf/topics/info_20220624_1.pdf

事故ではなく、事件。

普通に刑事罰が起きるレベル。

ちなみに、この事件がどれほど
おかしい話か。
現代のビジネス感覚はこんな感じ。

・何でUSBで持ちだせんの？
・何で飲み会にカバンを持って行けるの？
・何で自治体職員が「13桁」ってバラしちゃうの？

今の常識としては、
自治体職員、IT事業者、ともに
「舐めてんの？」
というレベル。

トラック運転手を例にすると、
「ギアの動かし方も忘れた。」
「荷物を固定しなかった。」
という酷い初歩的なレベル。

現在、役所からは当たり前のように
「個人情報保護法」とか
「Pマークを取得した事業者に運用させろ」
とか強要されている。

Biplogyも当然Pマーク取得事業者。

言い換えれば、
規制側も、運用側もできていないのに、
ただ真面目なユーザー側が
馬鹿を見ているという話。

トラックの運転手の場合、
酒飲んだ翌日に運転しても、
最近は一発アウト･･･。

プロですから、お客様最優先ですよ。

ところが、自治体とIT会社。
どちらも顧客志向ではなかった。

はっきりわかります。

下手すると
トラックの運転手より給料も高く、
学歴のありそうなやつらの方が、
酒は飲むは、ルールは守らんわ･･･。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
ということを平然とやっている話。

一回でもやったらアウトなのに、
一番凡ミスが、
当たり前のように起きてしまった。

「タイ＝ピアソンの法則」
によれば、

ニアミス400
物損事故80
応急処置を施した事故50
軽中傷事故3
重大事故1

つまり、その400倍は
個人情報が漏洩されたり覗き見られる
軽微な事故が起きている。

それが、尼崎市。
それが、Biplogyの情報環境。

市役所、IT会社、どちらも
「人材力の組織」
と自称している。

人材力？
それってどういう意味なんでしょ。

日本のIT会社の採用は
「学歴」
でフィルター。

自治体の採用も、
実務に全く役立たないSPIとか試験。

言い換えると、
高校や大学、そして社会にいる人は、
どんな情報リテラシーレベルかが
全く問われない。

その最たるものが、
「インターン」であり、
その情報知識分野に対する
「そこそこ学歴大学」
において、
総じてレベルが驚くほど低い。

学歴で保障されているのは、
「受験のテクニック」。

そこから先は自力でやるしかない。

自分が20年以上前の法学部の時、
単位取得が大変だから、ということで
「情報処理（プログラミング）」
を採っていたのは、
わずか数十人だった･･･。

残りの法学部生は、
司法試験やらなんちゃら試験やらばかり。

今だって、そう変わらない。

よっぽど専門学校生の方が
マシなケースも少なくない。

さらに、会社に入っても、
教育や改善もテキトーでも生きていける。

その結果、いつまでも、
リテラシーや常識の低い組織がある。

「IT会社でさえそう。」

普通の大企業の場合であっても、
自分が採用する立場なら、
「大学2-3年でインターンで、
何か雰囲気のいい、高評価の学生」
を採るなんてありえない。

4年間のギリギリまで、
勉強したり、物事を追及したりした
常識のある学生を最優先で採ります。

ちなみに、
「人事が採用権限がある組織」
というのは、得てしてダメな組織。

もはや現代の採用の常識。

人事部こそが
最もITに疎く、社会常識にも疎い。

変な人材ばっかり採っちゃうし、
学生にインターンとかわけわからん制度を
押し付ける･･･。

「人事」も社会の害悪な側面は多い。

人事、IT孫請け、市役所職員。
どれにもなりたくない･･･
と改めて思わせる最低の事故でした。


■床屋の不思議な空間
ここ数年、床屋はいつも決まっています。

いわゆる「1000円カット」ですが、
地元で中々雰囲気の良い、
チェーン店ではない店。

大体、一か月超えて、
一回切ってもらう程度。

ひげ剃ってもらうことも、
洗髪してもらうことも
あまり好きではないので、
全然満足です。

ただ、
「1000円じゃなくても、
　1800円ぐらいでも良いし･･。」
と、
理容師さんの待遇改善は
ちょっと気になるところです･･。

そこの理容室、いつも皆、
結構上手で、まず満足。

その辺のオッサンですから、
切ってもらえればそれでいいので、
簡単なのかもしれません。

ただ、不思議なのは、
「髪を切ってもらうこと。」

だんだん何かいつも
眠くなってくるのです。

散髪してもらう行為。

何か、五感を満足させるものが
あるんでしょうね。