ST-71 を もっと大きい信号を入力できるトランスに交換すれば、全てが解決するんじゃないか …… 音声用のトランスと言えば、"ありやす" の設計者である fixer さんが 測定結果を公開,考察していた jensen のが やっぱり いいような感じがして ……
日記 #1 で計算した結果からすれば、JT-11-EMCF でも 最大入力レベルの値としては 十分なのですが、今生で高級トランスを購入することは 最初で最後になると思うと 一番 いいのが欲しくなります。
JT-11-BMCF です。
URL:
https://www.jensen-transformers.com/transformers/line-output/
JT-11-BMCF、日本の輸入代理店から購入すると 二つで 40,000円強 します。
jensen直販か 海外の代理店からの方が 安価に入手できそう。
ということで、jensen の End User Sales という部署と アメリカの輸入代理店に見積り依頼しました。
が、しかし、見積りまでは すぐに返信が あるのだけど、言い値で購入するから 支払い方法を …… とか、paypal のインヴォイス 送ってくれとか 返信しても、二社とも音信不通になってしまいました。
日本向けには 売れない事情でも あるのか? などと考え、途方に暮れていたところ、JT-11-BMCF は取り扱ってないけど JT-11-DMCF は取り扱っている アメリカの代理店から 10%オフのクーポンが 送られてきて、そこから JT-11-DMCF を購入しました。
送料,関税込み、二つで 20,000円強ってとこでした。
最高のから ワンランク下がるけど、半額になったから いいか。
JT-11-BMCF は、縁があれば その時には入手できるでしょう。
でもって、combo384 と接続した訳ですが ひどいノイズが …… 特に DSD256 の音源で 大きな ジュルジュル というノイズが発生しました。
トランスの性能が よすぎました。
15MHz で -3dB って …… おそらく、ST-71 は ナチュラルに ローパス・フィルターの役目を果たしていたのでしょう。
URL:
https://www.jensen-transformers.com/wp-content/uploads/2014/08/jt-11-dmcf.pdf
DSD256 の方が DSD128 より ノイズは より高域へ逃がされている筈では? などとも思いましたが、とくかく ローパスを 入れなければ ノイズは取れません。
(ぼくは DAW とかは ほとんど触りませんが)ツイッターで タイミングよく アナログ系(→ リニアフェイズでない)EQ を使用すると 倍音のピークがずれて …… という話も聞きつつ、秋葉原まで自転車で行けるという地の利を生かして デッドストックの 銅箔スチコンを仕入れて 一段のローパス・フィルターを挿入したのでした(銅箔スチコンは 拘りがある という訳ではなく これ入れときゃダイジョウブだろ くらいの感じで)。
トランス二次側の内部抵抗が 600Ω抵抗と仮定して web上の計算ツールで 計算しながら、
※ ローパス計算ツールは このサイトを使用
URL:
http://sim.okawa-denshi.jp/CRlowkeisan.htm
試しに 5100pF 入れてみました(5100pFのは スチコンじゃなくて PPです)。
計算上、周波数特性は 十分ですが、位相は 20kHz で 20deg くらい回ります。
これは ひどい音です。ジュルジュル ノイズは かなり小さくなるけど、これは聴いていられない。
聴いたことある人しか わからないと思うけど、iPod Classic 初代(6th と呼ばれているヤツ)の音がする。
ちなみに、iPod は 無印5.5th が一番好きです。 160GB/late2009 も いいけど ホイールがもたつくのが ちょっとだけ不満。
iPod Classic 6th は、ホント嫌いな音でした。
その後 試行錯誤して、82pF×6(=492pF) に落ち着きました。
※ 入手できた銅箔スチコンは 最大で 82pF でした。
20kHz で、おおよそ 2deg くらいか。
スチコン 試行錯誤で はんだ付けを繰り返す自信がないので ターミナルで挟んでます。
DSD対応チップを使用した DAC は、PCM を経由していない DSD の音源が 世の中に溢れるようなことが あったら、考えよう。
--- おしまい ---
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