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mixiユーザー(id:28228846)

2019年12月04日16:21

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俺は今年の夏に2カ月ほど入院して、「入院生活とか送ったら痩せちゃうんだろうな、やったぜ!入院ダイエットや!」などと思っていたが、なんと15キロ太った。

今田耕司、チュート徳井は「心労で痩せていた」 「個人的に」囲む会をしていた
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5889053

15キロよ?15キロ。
15キロという重さがどれほどの物か、考えてもみてほしい。

1.5リットルのペットボトル10本分。

4歳児の平均体重。

5キロのお米3袋分。

かなりの重さではないだろうか。

想像してほしい。
二ヶ月入院してトイレに行くにも車椅子で移動していたのに、退院後からいきなり米3袋分を担いで生活しているのだ。

足首をすぐ負傷するようになってしまった。
自分を足が支えきれないのだ。
俺は今まさにダイエットに励んでいる。応援してほしい。


俺はくも膜下出血で入院してたんだけど、くも膜下ってめっちゃいてーのな。
ネットで調べると「鈍器で殴られた〜」みたいな表現がいっぱい出てくるけど、入院中もずーっとそんな感じで、めちゃんこ寝不足になったよ。

しかも、担当の先生は「1日に痛み止めは3個まで」って言ってたのに、何故か看護婦さんの独断と偏見で「1日2個まで」というルールにされた。

いやいや、おかしいやろ!先生は3個って言ってたし!
しかも「痛みに耐えられない時は4個でもいい」的な事言ってましたよね!ね?先生!?ね!?」と、先生に問いかけると、
「い、いやぁ、まあ看護婦さんがそう言ってるなら、ね。」などと、なぜか看護婦のマイルールに先生も乗っかる形で俺は痛み止めを1日2回までしか使えないルールにされてしまった。


そうするとどうなるか。

痛みが一番激しくなる深夜に、俺はベッドの柵をガシャガシャしながら「うおー!うおー!いてー!助けてー!」と叫ぶ、めっちゃ迷惑な患者となったのだ。

何度もナースコールを押して、「痛い!痛い!痛み止めをよこせー!」と看護婦さんに届きもしない手を伸ばすその姿を録画していたらきっとウォーキングデッドにしか見えなかっただろう。

しかし看護婦さんは「やれやれ、大げさな人。迷惑だから早く寝てくださいね。」とだけ言い残し、その後何度ナースコールを押しても来てくれず、声をかけてもフルシカトであった。


「俺が、見えないのか。すぐそばにいるのに。」


TOSHIの声であの曲が頭に流れながら、俺は自分の置かれた状況を「舞台における黒子」と重ねていた。

黒子。

それは黒い服で黒い被り物をかぶり、歌舞伎などの舞台において「そこにいるのに、演者及び観客の想像力で暗黙の了解の上でいない存在」として裏方の仕事を行うスタッフ。

看護婦や他の患者から「アイツの存在は想像力でいないものとして扱え」という強い意志のような物を感じ、その悪意にも似た正義感に対して俺が唯一できる抵抗が「ベッドの柵をガシャガシャしながら叫ぶ」事であった。

CGの技術などが画期的に進化して黒子の存在が淘汰されつつある今、こんな扱いを受けているのは俺かAVに出てくる透明人間くらいのもんだ。
2.5次元舞台の弱虫ペダルの自転車なんて、そこにないのにあるものとして扱ってもらっているのに。


「死ぬー!助けてくれぇー!」

「21世紀にこんな病院が東京にあっていいのかー!」

「殺せ!いっそ殺してくれー!そして死ぬ前に1発ヤらせろー!」などと、
インペルダウンのlevel6に捕らわれた囚人の如し野蛮な発言で周囲を威嚇し、青山テルマの如く私はここにいるよアピールを行なった。

しかし、痛みのピークが来るとゲボを吐くので大人しくなり、朝になると痛み止めを飲んで寝不足と疲れから夕方くらいまで爆睡するという日々を繰り返していた。


そんなある日、俺は不思議な体験をした。

後頭部の激痛によって高熱にうなされ、いつものように痛みに耐えきれずベッドの柵をガシャガシャしていた時の事。

ふと、身体が軽くなったのだ。

痛みはなくなり、周りにモヤがかかり、天井が異常に近くに感じる。
俺は宙に浮いていた。
何だか外がやけに騒がしく、工事をしてるような音がガンガンガンっと聞こえてくる。相当うるさい。

俺は天井に足をつき、歩き回れることに気づいた。

なんだこれは、と思いながら上…つまり地面の方向に視線を向けると、俺が寝ている。
精神と身体が分裂しているのだ。
夢か?と思いながら、かつて同じ経験をした遠い記憶を呼び起こす。


すたみな太郎という店をご存知だろうか。

この世の二大贅沢な食い物、寿司と焼肉をどちらも食べ放題という、アメリカンドリームな店である。

悟空とベジータ、矢吹丈と力石徹、マイクロソフトとアップル、グレイとラルク。
数々の二大巨頭が世に現れては消えていったが、同時に食べ放題にできた事は未だかつてない。

バナナワニ園というテーマパークではバナナ食いながらワニが見れるという極上の贅沢が味わえるというが、ここスタミナ太郎では、寿司食いながら焼き肉を食えるという、禁断の行為、神への冒涜とも取れる行為ができてしまうのだ。

人類の祖アダムとイブは、エデンの園で禁断の果実を口にして楽園から追放されたという。

俺は寿司と焼肉を同時に食った事により、寿司を食いたい身体と焼き肉を食いたい精神とで分裂してしまい、すたみな太郎の店内にて幽体離脱した事があるのだ。

あの時はどんどん上空へ勝手に浮かんでいって、このまま戻れないかもって思って空中を泳ぐようにして自分の身体に戻ったっけ。

あの時は店の天井が高くてそのまま貫通するかと思ったけど、天井は突き抜けないんだなー。などと思いながら、自分の身体へと泳いで手を伸ばす。

すると次の瞬間には朝になっていて、こびと図鑑みたいな顔の看護婦さんが朝の検温に来ていた。

「俺、戻れたんだ。」

頭のイカれた患者がわけのわからない事をほざいてるなー。という表情で首を傾げる看護婦さんを見て、今日も一日頑張ろうと思ったのだった。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月04日 18:32
    帰還できてなによりでつ(ヾ(´・ω・`)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月05日 11:17
    くーれないーにそーまったーかーたいにーくー
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月05日 11:18
    まんぷくでーひまになりーすーしをーやーくー
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年12月15日 16:15
    大変な目に遭ったのですね。痛み止めを回数分、くれない、とは(あぁ、それで紅!)
    今頃、気が付いた、なんて遅いですよね。我ながら「バカ」げっそり
    何故、紅なのか、と思いながらコメントをしていたのですが、気付いたので、
    良かったです!(´`)=3 ホッ!わーい(嬉しい顔)手(チョキ)

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