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2020年09月13日18:10

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大規模オケの音が帰ってきた・・・京響定期

最初の第一音の響きを聴いた時の震えが、今日の全てであったかもしれない。

京都 京都コンサートホール大ホール
京響第649回定期演奏会
広上淳一指揮 京都市交響楽団
(コンサートマスター 豊嶋泰嗣)
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」

7ヶ月ぶりの京都コンサートホール、そしてこの前聴いたのは果たしていつだったか、と言うほど久しぶりの、12型以上のオーケストラ。

12-10-8-6-5、2管の第一音を聞いた時に瞬時に脳裏に浮かんだのは、この音があることが当たり前のように思っていたあの頃が、どれほど贅沢な時間であったか、ということ。今そのことが、狂おしいほどに愛おしい。

改めて思い知る。僕は、飢えていたんだ、大編成オーケストラの響きに。

二曲目、シンフォニエッタ、バルコニーにずらっと並んだペット9本、バストランペット2本、テナーチューバ2本が朗々と鳴る様、そして変則3管のオケが恰幅よく鳴る様・・・ただただその音に身を晒すことの幸福。

新世界に至って、思い知る。ここで敢えて広上さんが普通に、丁寧にオケを鳴らしていることを。以前だったら、僕は今日の演奏に「もっと激しい方が」だとか、「もっと突き抜けてくれたら」だとか言う、罰当たりな文句をつけていたかもしれない。でも今日は違う。

ありがとう、京響、帰って来てくれて。僕は、本当に嬉しいです。
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