僕や家内には、ドンピシャどストライクの曲満載。
大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
日本合唱音楽セレクション 〜びわ湖ホール声楽アンサンブルとともに〜
沼尻竜典指揮 びわ湖ホール声楽アンサンブル
ピアノ：佐竹裕介
◆平吉毅州：ひとつの朝（片岡 輝 詞）
◆広瀬量平：混声合唱組曲 海鳥の詩 （更科源蔵 詩）
１ オロロン鳥 ２ エトピリカ ３ 海鵜 ４ 北の海鳥
◆佐藤 眞：大地讃頌（大木惇夫 詩）（混声合唱のためのカンタータ「土の歌」より）
◆武満 徹：小さな空（武満 徹 詞）
◆三善 晃：混声合唱のための「地球へのバラード」（谷川俊太郎 詩）
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◆團 伊玖磨：混声合唱曲「岬の墓」 （堀田善衛 詩）
◆東海林 修：怪獣のバラード（岡田冨美子 詩）
エトピリカ、大地讃頌、怪獣のバラード、と涙ちょちょぎれるラインアップ。中学、高校時代の合唱コンクールの定番曲じゃん！・・といっても、僕たちの世代の、という但し書きがつく。もうひと世代かふた世代下ると、ガラッと風景が変わるんだけどね。
沼尻さんのトークに出てくるのが、11pm だとか 8時だよ全員集合、だとかですもん、絶賛昭和感大売り出し。ただ、こういうのを喋っても、声楽アンサンブルの若い人たちにはピンときてもらえない、というおまけ付きではありますが。
ソーシャルディスタンスをとって前後左右に広く拡散する20人の合唱団の響きは、さすがはプロ、素晴らしい響きです。
特に弱音の美しさ！それが顕著だったのは三善晃の作品で、精妙な狭音程が震えるような軋みを聞かせるのは絶品。
でも、やっぱりぐすたふくんは廣瀬量平作品が好き。甘い旋律に独特の和声がまとわり付く、これぞ日本の合唱曲、であります。大地讃頌の堂々たる定番感も、納得の貫禄。
加えて、初めて聴いた武満徹のシャンソンを思わせる甘い甘いメロディーの魅力、これこれ！って言う怪獣のバラードのハッチャケぶり、これがまあ、サイコー、ですね。アンコールも怪獣のバラードで、最後みんなでヤア！とこぶしを突き上げた時の爽快感は、まさに「ヤングオーオー！」(古〜〜〜)。
検索すると、沼尻さん、1964年のお生まれ。私と下手したら同学年。家内とも二つしか変わらないという事実が発覚。そうだったんだあ。昭和の青春香る素敵な時間、日本で最初に再開された合唱で演出してくださり、感謝感謝です。
これきりと言わず、また、やってくださいね！
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