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2020年07月10日09:58

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久しぶりの予定通りの定期開催・・・センチュリー定期

チェロの独奏と、曲目はかわったけどね。

大阪 ザ ・シンフォニーホール
センチュリー第247回定期演奏会
秋山和慶指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 荒井英治)
チェロ独奏 佐藤晴真
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第2番 ト長調 作品128
(ソリストアンコール カザルス:鳥の歌)
メンデルスゾーン:交響曲 第3番「スコットランド」

3回目のソーシャルディスタンス演奏会、ともなるとこちらも慣れてきたのt、一つおきに埋まる会場の席の風景、空いている席に張られた紙の白さなどが違和感が無くなってきます。

今日は意外にも、ストリングセクションは一人1プルトではなく、二人1プルトの通常配置。8−6−5−4−3と絞ってはいるが、この間よりもぎゅっと詰まった配置です。一方、管はある程度距離をとっている。

そこから生まれる響きは、ちょっとやはり管がうるさい。特にウェーバーでボーン三本が入ると、ストリングスがかき消されてしまう。やはり、メンデルスゾーンあたりがちょうどいい感じかなあ。でも、ウェーバーを聴いてしまうと、逆にチャイコフスキーをこの編成でやってもそれほど違和感はないのでは、とも思うところなきにしも非ず、ですね。

ここら辺、これから試行錯誤を繰り返していくのでしょう。実際、演奏会再開後、コンサートでクラスターが発生した、という報告が上がっていないのが幸い。

さて、演奏の方ですが・・・・この間のエロイカの熱演を聴いてしまうと、今日は少し点が辛くなるかなあ。オベロンとスコッチでは、結構あらが目だちました。でも、それは急な曲目変更に由来するところもあるだろうし、そんなことおかまいなしに速いテンポで押しまくる容赦のない秋山さんの棒によるところもあるかもしれない。スコッチの3楽章からぐっとオケが鳴り始めて、4楽章で見せる音楽の推進力はなかなかの迫力。後奏の恰幅のよさも気持ちがよく、制限さえなければブラヴォーをかけたかったところです。

一方、急遽代役に立った佐藤さんのソロが素晴らしく達者であったショスタコのコンチェルトは、曲が面白くない。終始、眠かったなあ。やっぱり、ぐすたふくん、ショスタコは好きじゃないです。アンコールの鳥の歌、久しぶりに聴いて、これは胸にしみました。

今日も退場待ちの客席の拍手に、再度オーケストラが舞台に戻る一幕。この時の空気感がいい。むしろ、しばらくこれが「新しい日常」の風景になるのかもしれないです。



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