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2020年03月28日17:22

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ニコ動のすごさを思い知る・・・京響定期ライブ配信VSセンチュリー豊中名曲ライブ配信

大阪と京都のオケがほぼ同時にライブ配信というまさかの事態だったが、結果は・・・

京都 京都コンサートホール大ホール(ライブ配信:curtain call)
京響第643回定期演奏会
広上 淳一指揮 京都市交響楽団
(コンサートマスター 会田莉凡)
森谷 真理(ソプラノ)
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485
マーラー:交響曲第4番ト長調

大阪(豊中) 豊中市立文化芸術センター大ホール(ライブ配信:ニコニコ生放送)
センチュリー豊中名曲シリーズVol.13
飯森範親指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 荒井英治)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
メンデルスゾーン:2本のクラリネットのための協奏的小品 第1番 へ短調 作品113
メンデルスゾーン:2本のクラリネットのための協奏的小品 第2番 ニ短調 作品114
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92

正直に書きましょう。センチュリーの方は、京響が終わってから移動した(僕と同じように、京響から来た、というコメントを入れていた人多数) ので、ベー7のそれも3楽章からしか聴けていないです。でも、にもかかわらず、センチュリーの方に圧倒的な感銘を受けました。

それは何か・・・・センチュリーの気圧される様な熱演もさることながら、ニコ生の画面に乱舞する聴衆のコメントの生気、存在感、そしてオーラ。

「ヴィオラすごい」「ティンパニ!」「おわらないで」「ああああ、もうコーダだ」「熱い、熱い!」「いっけええ!」「すごいすごいすごいすごいすごい」・・・・・

それを知ってかしらずか、絶妙のカメラワークで大写しになる荒井さんの気迫に満ちた顔、ヴィオラ増永さんの前のめり、ペット小曲さんの真っ赤に上気した頬・・・・などなど、入魂の飯森範親の棒に煽られてセンチュリーはどんどんとヒートアップしていく。

最後、イ長調主和音の三連打二発が炸裂したあとに、画面を真っ白に埋め尽くしたのは

88888888888888888888888888888888
88888888888888888888888888888888
88888888888888888888888888888888

それを見ながら、部屋で一人で精一杯の拍手を送るぐすたふくんは号泣していました。

これがコンサートだよ・・・これが・・・・

まるで聴衆がいるかのように奏者を立たせて湛え、そして最後こちらに向かって手を振る飯森さんに、精一杯の拍手を送りました・・・・負けないでください、絶対に。

追記:

京響の皆様、ごめんなさい。本当は、私、二日とも今回の定期、チケットを買っていて、マーラーの4番を骨の髄までしゃぶる気まんまんだったんです。そんなもんで、今回のライブ配信も最後まで見ましたが、ちょっとセンチュリーの配信と比べると分が悪かったですね。

ひとつには、京都コンサートホールがライブ配信をするには「響きすぎる」こと。これは、無観客なもので余計にそれが強調された感がありました。それこそ、ふろ場で歌っているみたいな音が配信されてくる。これはマーラーの4楽章で顕著で、ソプラノの声が霧か煙の中に霞むがごとくで、オケの音ばかりが聞こえてくる始末。逆に、センチュリーが今回使用した豊文は適度にデッドで、放送で聴くにはちょうどいい塩梅の響きになっていたので、この点が京響には不利だったですねえ。

多分、演奏しているオケも戸惑っていたような感あり、京響らしからぬアンサンブルの乱れが耳についたのも事実。広上さんもどうも今一つうまくいかないもどかしさを感じている雰囲気があって、必死に盛り上げようとしておられましたが・・・結果的にはちょっと残念ではありました。

カウンターに表示された視聴者数でも、京響2100に対し、センチュリー1万越えと、メディアの力の差がくっきりでた格好。やはり、ニコ生、おそるべしですな。



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