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2019年12月08日21:37

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想いよ、届け・・・センチュリー定期

名演。

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー第241回定期演奏会(創立30周年記念)
小泉和裕指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 荒井英治)
ヴィオラ独奏 山碕 智子
ワーグナー:「ジークフリート牧歌」
バルトーク:ヴィオラ協奏曲 BB128
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98

本来は、「初代常任指揮者」ウリエル・セガル氏が「ハフナー」でもって始めるはずであった「記念演奏会」。氏の体調不良での降板により、「初代音楽監督」小泉さんが急遽代役に立つというアクシデント・・・・正直なことを言えば、ぐすたふくん、なんてセンチュリーって運のないオケなんだろう、と思いつつ会員席に座っていました。満を持してセガル氏を招聘、それを期待して集う聴衆の思いに会場が満ちるはずであった晴れの日のコンサート、それが想い通りにならないなんて・・・・

しかし、それだからゆえに、音楽の神が降臨することがある・・・・今日のブラ4を聴きながら、ぐすたふくん、はっとしました。そう、そのことを僕は、何度もこの16年のコンサートゴーアー生活の中で経験してきたではないか、と。大植さんが倒れて指揮者なしで奏でられたブラ4、本番直前にキャンセルしたシュツットマンを本番3日前に代役して歌われた「大地の歌」、台風で中止になった本番の代わりに急遽リハーサルを臨時のコンサートに代えた沼尻「千人」・・・

今日のブラ4は、プロのオケと指揮者の気持ちが一つに収れんした時、ここまでの音楽が現出するのだということ、それをまざまざと体験できた稀有な機会だったです。

ここまで聴いているものの胸を熱くするブラ4は、あの「指揮者のいない」ブラ4以来・・・ああ、そうなんだ。音楽って、やっぱり想いなんだ。そこに、想いがあるから、「音楽」なんだ。

センチュリーは負けない。絶対に、負けない。この音がある限り、この想いがある限り。



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