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2019年11月23日07:52

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最後までこのシリーズ、いずみでやって欲しかったなあ・・・センチュリー・ハイドン マラソン

コンサートとしては、センチュリー・クオリティを満喫。だけど・・

大阪 いずみホール
センチュリーいずみ定期演奏会No.43ハイドンマラソン
飯森 範親指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 松浦奈々)
トランペット独奏 ラインホルト・フリードリッヒ
ハイドン:交響曲 第28番 イ長調 Hob.I:28
ハイドン:交響曲 第51番 変ロ長調 Hob.I:51
アルチュニアン:トランペット協奏曲
ハイドン:交響曲 第91番 変ホ長調 Hob.I:91

来季プログラム発表での最大の変更点は、このシリーズがシンフォニーに移ること。正直にいうと、「そりゃないよー」。だって、ハイドン のシンフォニーは、このホールで最も美しく響く、と思うんですよ、私。

前の日記でも書きました・・・「いずみホールの響きと、センチュリーの音とがマッチングした時の響き、というのが、もう僕の中に確固としたイメージというか体感としてあって、それを感じた時の至福感というのがかけがえのないもの」・・・この贅沢、取り上げないで欲しかったなあ。まあ、色々とご事情はあるのでしょうが。

それはさておき、今日のコンサート、今季の中では出色の出来、だったです。

思うに、やっぱりハイドンマラソン、松浦コンマスがいい!ニュアンス豊かだし、ビシッと締まるし。特に前半の51番が出色。前半の二曲は、結構ハイドン を聞き込んでいると思うぐすたふくんですら、どんな曲だったっけと首を捻るようなマイナーナンバーなのだが、この51番の面白いこと、面白いこと。でも、この曲、ホルンが殺人的に大変だなあ。日高さんあってこそ、という感じがしましたね。

実は今日の目玉はアルチュニアンだったらしく(アート屋さんに教えてもらいましたが)、トランペットの神が降臨する様を見に、関西のトランペッターが大挙して詰めかけていた由。ぐすたふくん、弦楽器奏者なので、そこのところは全然わかってませんでしたが、それでも実際の音が鳴った瞬間、これは凄い、と後ろにのけぞったのは本当。

とにかく、フリードリッヒさんのトランペット、物凄い「肉厚」。日本のステーキとアメリカのステーキでその厚さが段違いなのに似てる。その、ぶっとい芯のある音で、このハイテンション高難度のソロを、それこそジャズでも歌ってるように軽々と吹き飛ばす様は、まさに「呆気にとられる」。オケの合いの手の間もノリノリで、その「全身音楽家」ぶりがなんとも言えず好感度大。

アンコールに、武満徹の「径(みち)」をニコニコしながらやってくださるのもよかった。そのオーラに魅了されます。根っからの、スター、ですね。

最後の91番もセンチュリークオリティ満載の佳演。飯森さん、プレトークで「ハイドン の4楽章って、ああ、明日からまた頑張ろう、って思わせてくれる」と宣っておられましたが、激しく同意、ですね。

ああ、いい音楽を聴いた!明日から、また頑張ろう!!
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