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2019年08月11日08:05

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やっぱり、センチュリーのハイドンはいい・・・センチュリーいずみ定期

大げさだけど、これがあるから生きていける気がする。

大阪 いずみホール
センチュリーいずみ定期演奏会No.42(ハイドンマラソン)
飯森 範親指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 荒井英治)
独奏 上原 彩子(フォルテピアノ)
ハイドン:交響曲 第10番 ニ長調 Hob.I:10
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459
ハイドン:交響曲第4番 ニ長調 Hob.I:4
ハイドン:交響曲 第89番 ヘ長調 Hob.I:89

いずみホールの響きと、センチュリーの音とがマッチングした時の響き、というのが、もう僕の中に確固としたイメージというか体感としてあって、それを感じた時の至福感というのがかけがえのないもの、なんです。だから、特に89番を聞いている時の幸福感がなんとも言えない。ニュアンスや仕掛けに富んだ飯森さんの音楽の運びもいい。「大阪でハイドンを聴く」、その贅沢は、となりのニューオータニのレストランサクラでディナーをいただくに匹敵する、と本気で思います。

ただ、今回残念だったのは、10番の音の芯のなさとガサガサ感。飯森さんがトークで「ほぼ同時期に書かれてそっくりな外見を見せる」と言っていた4番の演奏と比較すると、ずっと4番の方がしっかりした音。同じ6型の弦セクション編成、数人入れ替わるだけだったが、こんなにも変わるもんなんだなあ。ちょっと文句を言うなら、10番のメンバーの方々の奮起を望むところですね。

モーツァルトは、残念ながらフォルテピアノがセンチュリーのモダン楽器の響きに埋もれてしまい、うーんと言うのが本当のところ。ただ、カデンツァでこの楽器の独特の響きがいずみホールの空間に溶けていく様は、なんとも魅力的。そう考えると、やっぱりモーツァルトのコンツェルト、フォルテピアノでやるなら古楽器を合わせる以外無いような気がしましたね。上原さんの演奏は音の粒立ちが気持ち良く、アンコールのハイドン:ソナタ楽章で十分に堪能できたのも良かったです。

次は、11月かあ!そうやって、また3ヶ月頑張ろう、って思うんだ。

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