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mixiユーザー(id:28135846)

2019年01月31日22:31

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まさか、ブラ1でここまで熱くなろうとは・・・読響大阪定期

コンサートは蓋を開けて見ないとわからない、と身に沁みます。

大阪 フェスティバルホール
読響第22回大阪定期演奏会
サッシャ・ゲッツェル指揮 読売日本交響楽団
(コンサートマスター 長原幸太)
ピアノ独奏 小曽根 真
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガ−」第1幕への前奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68

正直、このプログラムを見て、今日京都コンサートホールであるベルチャ弦楽四重奏団のオール・ベートーベンプログラムに行くことを真剣に考えたことを告白しておきます(だって、大好きなaーmollがかかるんだもの!)。結局は、こっちに来たんだけど。

そんなことを考えた理由は、プログラミングだけでなく、指揮者のこれまでの印象がよくないこともある。2016年の京響のラヴェルでは「指揮者のゲッツェルさん、わりとサクサクと振って行く」、2017年の読響の第9では「ゲッツェル氏の指揮と表現は・・・どちらかといえばモダンのそれだけれど、テンポ設定はかなり速め。・・・4楽章なんて各部分ごとに区切るとかタメるいう感じもなく、ほんとにサクサク進んでいく」とまあ、まるで示し合わせたかのように同じようなことを書いてます。

そんな指揮者の振るブラ1、いくら読響と言えども、と思ってしまったのだが・・・いやあ、参りましたね。降参です。正直聞き飽きたかなぁというブラ1で、ここまで胸にくるとは、想像もしてなかった。

確かにテンポは早め。でも、ここぞというところではグッとテンポを落として、そこからグググググッと盛り上げて行く。また、細かいところに注意深く表情付けがなされていて、ハッとするような変化や美しさが煌めきを見せる(2楽章のなんと美しいこと!)。

それを過不足なく重厚かつ抜けのいいサウンドで音にする、ベース八本16型対向配置の読響ストリングセクションの巧さ!その魅力!この音で奏でられるブラームスは、実は世界のどこよりも「正統的」という言葉でもって評されるにふさわしいのではないかしら。また、それを裏打ちするホルンセクションの素晴らしい音!

4楽章再現部からコーダに至るまでは、まさに息もつかせぬ怒涛の展開で・・それを余裕を持って演ってのけるあたり、いやあすごかったですねえ。ひさびさにぐすたふくん、前のめり、拳握りしめ状態、でした。

そんなもので、前半二曲はどっかに飛んで行ってしまった感あり。マイスターは、読響らしからぬ「袋が破けたコンビニのパン」みたいな演奏だし、小曽根さんのイ長調コンツェルトは、悪くはないものの、なんとも言えない窮屈さが居心地の悪さを誘う演奏。でもまあ、聴いている方は好き勝手言うけど、やっぱりこう言うのが音楽の難しさ、なんでしょうね。

来季は日程があまりにも合わないので、会員継続を見送ることにしたぐすたふくん、読響さんとはしばしのお別れです。その代わりと言ってはなんだけど、可能な限り、尾高・大フィルを追いかけることにしようっと。ブラームスチクルスもありますしね。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年02月01日 02:13
    おや、ブラームス。それもシンフォニーホールで。

    定期のプロと、ブラームスの合唱団共演シリーズとを併せて見てみて、やっと尾高さん、二年目の真意が見えてきたような気がします。秋のリヒャルト・シュトラウスのプロなんかも、マーラーの9番の月よりも、もっとオケも監督も手の内を全部見せなきゃならんような、きびしいプロじゃないですか。

    きっと2020年は、モーツァルトをやって、オケの裸体のからだの線を見せるつもりなのかな、と思ったりしますが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年02月01日 07:34
    > mixiユーザー コメントありがとうございます。

    私は、ちょっと違った予想を持っていて、尾高さん、往年の「朝比奈隆の軌跡」を意識しておられるのかと思います。

    大植さん同様、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、とくるのではないかと。

    そして、最後に大植さんがやらなかった、ブルックナーチクルスがくるのではないでしょうか?
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年02月11日 17:42
    こんにちは。これは個人的には近年稀にみる熱い ブラームス 1番でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年02月12日 19:06
    > mixiユーザー コメントありがとうございます。

    同感です!
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年03月01日 02:38
    > mixiユーザー 

    このコンサート、このあいだ、読売テレビの深夜にやっていましたので、見ましたとも聞きましたとも(ただし録画にて)

    おっしゃるとおり、骨太で筋肉しなやかなブラームス。名歌手はいささか芯がなく、小曽根さんは音量で魅了、というピアノさんではないので、このホールではどうなんだろう。
    (古楽器さんとのアンサンブルとか悪くないかも)

    しかしやっぱりブラームスですね。TVでも、ほんと突き抜けてました。

    読響さんにはブルゴスさんとかレークナーさんとかスクロヴァチェフスキさんとかからの転写がまだたっぷりと残っていて、それにサッシャさんの棒の揺らぎが思わぬ相乗効果になったんではなかろうかと(揺らぎというか、揺れというか、やや不安定というか。しかし長原さんの統率は、一歩間違うと棒に対してブレーキになりかねない、といったところをなんとか回避しつつ、オケから魅力あふれる音を、十分に引き出しておられて)

    ところでこの収録なんですが、音そのものも悪からず、それにフェスティヴァルホールのプレゼンスも感じられて、それはそれでよかったのですが、問題は画像との同期で、音を棒に合わせちゃってる(なんてことを!)。そんなもので、楽器大写しになると、ティンパニーなんか、撥が皮に触れるまえにボンボン鳴ってるなんてことに。

    そんなもので、途中から映像見ないで聞いていましたが、それでも
    「お、シンバル、セイビアン」
    とか見られて、楽しかったですね。
    (いろいろ叩いてみても、ベルトーンでオケ向きでなく、音に色の強いセイビアンでしたが、この名歌手でも白いいい音で鳴っていました。今年か去年のWPOのニューイヤーでもセイビアン使っていて、あたらしい設計の、オケ向きの製品が出たのかもしれず、これから世界的に採用のオケが増えるかも)

    あと、読響さん、奏者さんがたっぷりスゥイングして弾いていて、こちらも気持ちよくなりましたが、ただテレビでは大写しがあるでしょう。表情が無表情。関西オケは、どこでも顔芸で聞かせてくれるのに、このあたりは首都圏のオケらしさ、なんでしょうか。

    いずれにしましても、こちらの日記の紹介あってこそのこのTV鑑賞。コンサートホールにちょっぴり里心がついたことを告白しつつ、以上長いコメント、お送りいたします。

    いい機会をいただけたことに感謝申し上げます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年03月01日 12:25
    > mixiユーザー 拝読いたしました。感服です。

    コンサートホールでお待ちしております。

mixiユーザー

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