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2019年01月13日15:04

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マーラー3番の実演体験記録

ぐすたふくんは、自宅に置いているマーラーのポケットスコアの裏表紙に、これまで聴いた実演のリストを書き込んでいます。今回の寺岡さんの演奏を書き込むついでに、ここにそのリストを転記してみました。

1990年1月22日 フェスティバルホール 朝比奈隆&大フィル
2005年3月5日 サントリーホール アルブレヒト&読響
2005年9月9日 ザ・シンフォニーホール 大植英次&大フィル
2006年7月9日 サントリーホール 準メルクル&国立音大管
2011年7月23日 京都コンサートホール 大野和史&京響
2012年5月10日 兵庫芸術文化センター 大植英次&大フィル
2014年2月16日 ザ・シンフォニーホール バブアゼ&関西シティフィル
2015年9月17・18日 フェスティバルホール 大植英次&大フィル
2016年6月19日 ロームシアター 田中宗利&関西グスタフマーラー管
2019年1月10日 ザ・シンフォニーホール 寺岡清高&大阪響

合計、10種11回聴いてきたことになりますね。内プロが8回、アマが3回。

この間の日記に、山田さんの真似をして感銘ぶかかったマーラーの実演をひとつづつ挙げる、ということをしたけれど、2番4番6番8番は迷わなかった一方、3番は結局、本当にこれこそ、という演奏は選べなかったんですよ。

朝比奈御大の演奏は、それこそボロボロで止まりかねない危ういものだった記憶しかない。大植さんは3種4回聴いているけれど、それぞれにうーんというところがどうしてもあって(最初の演奏はやっぱりオケを掌握しきれていない&オケの限界も露わというもの、兵庫の演奏は監督を退いて直後の演奏でここでもなんとなくチグハグ、最後の15年の二日公演は、1日目がダメダメで二日目が奇跡的に良かったという感じ)、選ぶとなると躊躇を覚えるというのが正直なところ。大植さんはこの曲、大好きなんでしょうけど、思いありすぎて、オケが付いていけていない感がどうしても出てしまう。

アマオケの3種は、すべて熱演・敢闘賞、それぞれに美点があって好感が持てるけれど、一番に挙げるところまではやっぱり行かない。最後の寺岡&大阪響は、この前書いた通り。

となると、アルブレヒト&読響 か 大野和史&京響 か、の二択になるのだが・・・・昔の日記を読み返してみると、奇しくも全く同じようなことを書いている。

アルブレヒト&読響
「さてどう書いたものかと・・・・具体的に、何が悪かったか、と訊かれても困ってしまう。だって、何も悪くないんだもの。(中略)読響、これほどの難曲でありながら、ほとんど破綻、というものを感じさせることがない。(中略)指揮のアルブレヒト氏にしても、さすがの指揮ぶり。これほどの長い曲でありながら最初から最後まで俯瞰したパースペクティブを持ち、ともすれば散漫で支離滅裂になりそうな所をよく整理しているのみならず、聴かせどころもしっかり押さえ、ここぞというところではぐぐぐぐっとテンションを上げていきます(中略)だから・・・・何も悪くないんですって。おそらく、演奏レベルからすれば、日本のオケで望みうる最高水準のマラ3の演奏でしょう。(中略)この曲を、普通に演奏してもやっぱり「マーラー」にならないんでしょう。そこに、彼が見たであろう「神」が存在しない限り。僕は、そこに「神」の存在を見ることの出来るマラ3の生演奏に出会うことが、果たしてこれからあるのだろうか?」

大野和史&京響
「はっきり言って、何も文句はありません。これだけのサウンドを聴かせた京響にただただ感嘆。(中略)ペットの二人に最大級の拍手を。(中略)そして、なんら危なげのない安定感抜群のホルン部隊にも最大限の賛辞を贈りたい。(中略)澄んだ良く通るサウンドで今日も答えたストリングセクションの響きにも、拍手を。(中略)ただただ、演奏としては十二分なもの、と思います。が・・・・(中略)大野さん、という人が、僕には良くわからない、です。(中略)どうなんだろう、どうしてもっと行かないんだろう、と思ってしまうんですよ、この人の指揮の中に。(中略)6楽章、存外にサクサクとした早いテンポで始まったこの音楽、このままで行くのかと思いきや、途中でえええええっと思わせるほどの沈潜と高揚の両極端に振れる。これは、とおもって固唾をのんでいると、それが、ラストに至ると、通り一遍の表現に戻ってきてしまう。(後略)」

二つとも、演奏としては本当によくできた美しい演奏だった、でもぐすたふくんが求める「なにか」が感じられなかったということなんですね。対抗すべき大植さんの演奏は、その「なにか」が現れるに十分な演奏のクオリティが不足していたと・・・要するにぐすたふくん、この曲に関しては異様に要求レベルが高い、ということですね。まあ、なんていやな聞き手でしょう(笑)。

こんな聴き手でごめんなさい、と謝っておきます。でも・・・本当に本当に、この曲ならではの音楽体験を求めて、ぐすたふくんはまたコンサートに行くんです。

また次の機会、たのしみに待ちますね。演奏者の方々、よろしくお願いします。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年01月13日 15:31
    でも、いまSpotifyでいろいろな指揮者の3番を聴き比べているのだけれど、バーンスタインのような耽美的な演奏、ギーレンみたいな歌いまくる演奏は、いいけれどやっぱり疲れる。

    むしろ、シノーポリやシャイーのようなかっちりした佇まいの演奏(寺岡さんはこちらに近いと思います)の方が、普段聴くにはいいですね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年01月13日 15:42
    寺岡さんの演奏でひときわ印象的だった、6楽章練習番号28の5小節目のバスドラ、スコアで見直すとppからfまでのクレッシェンド。バスドラのppをきれいに響かせて、ここから最後の階梯を上がる背中を押すような効果が得られている演奏は、それほど多くない、と今思いながら聞き比べています。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年01月13日 21:05
    ぐすたふさん。お久し振りです。

    京響と大野さんのマーラーすっかり忘れていました。すごく良かったのを思い出しました。

    でも、ぐすたふさんは、しっくりこられないのですね。

    マーラーを好きだから、こだわりがきっとあるんでしょうね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年01月13日 21:55
    > mixiユーザー コメントありがとうございます。

    うーん、そうなんですよねー。困ったもんです。

    だから、次、次と思うんでしょうね。

mixiユーザー

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