天皇暗殺、南朝の謎解明

昔からとても不思議だった謎、この度解明。
北朝と南朝が別れて、後醍醐天皇が作った南朝は滅亡、なので以降の天皇は北朝がやってる、はずなのだが。
皇居には後醍醐天皇の忠臣、楠正成像があり。
大戦中の軍部やらは北朝を立てた足利尊氏を朝敵としていて、子孫なんかは肩身が狭かったという。
昭和天皇にしろ、その前にしろ北朝なのにこれはおかしい。

皇居には足利像を立てて、むしろ、天皇である父親の命に逆らってその座を明け渡さず、戦乱やらクーデターを何度も起こした末、南朝をでっちあげた後醍醐天皇や楠やらが叩かれるなら筋だろう。
天皇中心の世の中、その下に国民やら軍やらがあるというなら。

この矛盾、とうとうその理由判明。
以前から孝明天皇は薩長の言うことを聞かず、幕府と連携してやっていく、公武合体路線を取ろうとしてたので、暗殺された、結果、薩長が明治天皇をどっからか連れてきて祀り上げた、といわれてた。

しかし、これに対して全くのデマ呼ばわり、明治天皇は孝明天皇直系、北朝のままだ、とする人も多かった。ならばどうして南朝の楠正成像が皇居にあり、足利が叩かれたのか、の説明がつかない。
孝明天皇を抹殺して、南朝の血を引く家から明治天皇を連れてきた、とすれば忠臣楠像の理屈が通る。

が、いくら「孝明天皇暗殺説」を否定しようとしても、実行犯が認めてたらどうにもならないだろう。
実は「岩倉高校」という鉄道の学校が東京にあり、ここは岩倉具視その人が作ったんだか、顕彰されたんだかで「岩倉」の名が冠されている。
もちろん、創設者の業績は知られてるわけで、そこの卒業生がいくらもいる。

資料も生涯も関係者は知ってるので、岩倉一派による「孝明天皇暗殺、南朝から明治天皇引っ張ってきた」説は一件落着。

単純にわかってて、実行犯も知られてるのに、回りくどい言い方をしたり、事実を隠そうとする人間は多いけれど。当人たちはとっくに死んでるんだし、そのままズバリ、実際を隠して、嘘をばらまいて一体、誰になんの得があるやら？なんかあるんだろうけれど。

坂本龍馬暗殺犯は誰だ？にしても候補を何人も挙げたうえ、ミステリー仕立てにしたがるけれど、これまた「岩倉高校」同様、当時を知ってる新選組永倉新八がその著作、晩年のインタビューで明かしてるので、何をいまさら感一杯。

ところで、南朝の家柄から天皇を連れてきたつもりだった薩長維新だったけれど、実は明治天皇は血のつながりがなかった、という説もあり、これだと万世一系が途切れてることになる。

ここのところは何十年も前から自分は知ってて、衝撃だったけれど。
考えてみたら安心。

別に男系が皇族じゃなくたって、妃が血縁ならいいわけで。
どうせなら二代にまたがり南朝側からもらうなり、バリバリの北朝天皇を立てれば、「南北朝統一」は血縁的にできて、一系も保てるという理屈。

ただし、血統を大事にした結果、近親婚を繰り返すのでは、これまた異常をきたしたり、まともな社会生活を送れなかったり、やがて途絶えたり、になるので、一度「南北統一」を実現したら、以降はなるべく皇族から遠い民間人をもらっていかないとまずい。

昔はこれがわからずに、近親婚ばかり重ねた結果、明治時代の「皇族アルバム」はまるで化け物屋敷じゃなかろうか、という体形ばかりが揃ってしまった。
しかし、生物学者でもある昭和天皇が開明的だったので、民間から妃をもらうこととなり、この点は落着。

男系皇族の維持も厳しいけど、万世一系にも危機はしょっちゅう訪れる。
よって事実やらピンチやら皇族事件簿をしっかり把握して公開しないと後悔する。

人の結婚にぶつくさ言うやつらが多いけど。
北がミサイル撃ってきて皇居に命中、日本の皇族が全滅したら。

その時こそ小室夫婦の出番。
息子が数人いれば、一人は天皇に、一人はアメリカの大統領に。

第二次大戦の復讐戦、これにて落着。
戦わずして米国は皇室の支配下に・・・。

◆引用◆
■皇位継承策、たなざらし懸念＝与野党隔たり、参院選も意識
(時事通信社 - 01月13日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6810843