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2009年05月16日11:45

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訃報

"Pet Shop Puppy"「エンジェルの願い」 = 無秩序な繁殖を止めるために
"How Could You?"「どうしてなの・・?」 = ・・・罪無きものからの問い・・・
"Even only a drop of water"「一滴の水でも」動物救護に献身する方々を称えて
"Was That an Angel?"「あのお方は天使様だったの?」
  [貴方も1頭救ってやって下さい。みなし子をこの世から無くするために。]
"A Christmas Story for Dog Lovers"「愛犬家に贈るクリスマス物語」
"A Message from Max"「どうぞここに来て・・」

犬を愛する人々の心に問いかける、このいくつかの詩。
ネットで見かけたことがある方もたくさんいらっしゃることと思います。
<a href="http://www.tcp-ip.or.jp/~inaba/" target="_blank">Taro's Home Page</a>
これらを私たち犬飼いに紹介してくださったお一人である稲葉さんが、
去る5月7日、愛犬の待つ虹の橋へと旅立たれてゆかれました。

私は稲葉さんとはネットでほんの数回お話をさせていただいただけのお付き合いです。
きっかけは「エンジェルの願い」で、これをmixiの繁殖講座コミュで転載させてもらえませんかとメールでお願いしたことが始まりでした。
稲葉さんは英語の原文は原作者のご了解を得ているのでどうぞお持ち帰りくださいと言われていましたが、日本語訳文はご自分がまだ未熟なため完成ではないことと、文章だけではなく背景・BGM・レイアウト・HPの雰囲気などすべてが調和してその詩という作品と自分は考えているため、訳文だけコピペでは自分の意図した伝わり方ではなくなってしまう、、
ですので詩に共感してくれたことは大変嬉しいけどもう少し考えさせてください、
と非常にご丁寧なお返事をいただきました。お人柄がにじみ出ていました。

でも稲葉さん、今日だけはくすっと笑ってどうぞお見逃しください。
この日記は全体公開しますが今日だけ、ここだけです。
以下転載はご遠慮ください。


<strong> ― *** ― *** ― *** ― *** ― </strong>

どうぞここに来て・・ 原題=「マックスからのメッセージ」


僕、マックスといいます。今日は、ちょっとだけあなたに聞いてほしいことがありま
す。あなた方人間様って、ある方はお仕事に、ある方は子育てにと、その人生を送る
のに、とても忙しく見えますよ。いつもあちこち走り回っているようで、時に大変急
いでいて、そして時には自分の人生の真の意味に気付かないままのように見えますよ。

パソコンに向かっているあなた、ちょっとだけ僕の方を見て下さい。あなたに向けた
ダークブラウンの僕の目、その方向にどうぞ目を向けて・・。少し曇ってしまった両
目は歳のせい。白い毛が丸い鼻の周りに増えはじめ・・。あなたは僕に微笑みかける。
その目に僕は、あなたの愛を感じます。あなたは・・、僕の目に、何を感じますか?

あなたを愛する心、世界の他の誰もに負けないようなその気持ちが、その真剣な心が
分かりますか?。あなたがそういうほんの一時を僕にくれるなら、今までのあなたの 
あやまちをすべて許してあげちゃう僕の心を。

僕のお願いはただそれだけ。ゆったりと、ほんの数分だけでも僕と一緒にいてほしい。

今まで何度も、他の方々の、僕に似た愛犬の死を伝える言葉を読んで、あなたも悲し
んだものですね。しばしばそれは、まだ若いのに、なんとも短時間に、そして突然や
って来たものだから、あなたの胸をひどく痛めたものですね。  

あなた方の目には、僕たちが歳をとって行くのがとてもゆっくりに見えてるようで、
まさに本当の終わりになるまで、色あせた鼻先や白内障で曇ってしまった目であなた
を見つめるような時になるまで、それに気付かないものなんですね。でも僕らの愛は 
変わりませんよ。永遠の眠りについて、遠い遠いところで気ままに走り回るその時ま 
でもね。                                   

明日、僕はここに居ないのかも知れません。来週、僕はここに居ないのかも知れませ 
ん。その日になってから、あなたの目から、人間様が心から深く悲しむ時に出て来る 
あのお水が流れ落ちる。悲しくて腹が立っちゃうでしょ、僕と、もう1日だけでも一 
緒に居たかったと・・。

こんなにあなたを愛しているからこそ、あなたの悲しみは僕の心に響いて、そして僕
をも悲しませるのです。あなたと僕、今の今、一緒に居るのです。だから、どうぞこ 
こに来て、この床の僕のそばに座って・・。そして僕の目をじーっと見つめて・・。
何が・・、見えますか?

真剣にそして時間をかけてあなたが見つめてくれると、あなたと僕は、心と心とで話
が出来るようになるのです。僕のところに来て・・、ボスとしてやトレーナーとして 
ではなく、ママやパパとしてでもなく。僕のところに来て・・、心ある一つの命とし 
て、そして僕の背中を撫でながら、お互いの目をしっかりと見詰め合い、お話をして 
・・。  

僕はきっと、たとえばテニスボールの追っかけ遊びの面白さについて話します。あの
噴水のしぶきの冷たい感触についてもね。さらにもっと、僕自身の深い思いについて
話すかもね。そもそも犬生とは・・なんちゃってね。  

僕を飼うことを決めたのは、あなたの人生上の色々な場面で、あなたと共に思いを分
かち合いたい、そんな伴侶が欲しかったからですね(そう願ってますよ)。もっと違
った思いのお方もいることでしょうが、少なくとも反抗の精神などは持っていないと
いうのが僕たちの共通点ですものね。だからここに僕が居るのですね。

僕はただの犬です。でも命を持っています。僕には感情があります。知性もあります。
そして、そちらとこちらの知性や感情の違いの中でも大いに楽しむことが出来ます。
僕はあなたのことを「2本足の犬」などとは考えていませんよ。僕はあなたが何であ
るのか分かっています。人間様だということ、あなたのその気まぐれさにも拘らずそ
う思って、そしてそれを更に愛しているのです。

さあどうぞ、僕のところに来て、床に座って。僕の世界に入って来て。時間をゆっく
りと忘れて。よしやたったの15分だけでも。僕の目をしっかりと見つめて、そして
僕の耳に囁いて。あなたの心でお話をしてほしい。心からそうしてほしい。そして僕
はあなたのまことを知り、あなたは僕を知るのです。

私たちには明日もまた来るとは言えないのです。ほんに短い命なのです。

愛しています
マックス (世のすべての犬たちに代わって)

<strong>著作権者=J.D.Ellis 2001, rottweilerdriver@aol.com たることを明示する限り原  
英文の転送や転載は自由です。日本語訳=稲葉忠雄 2004, 日本語文は未だ和訳未熟につき転載は出来ません。</strong>
                           
A Message from Max

コピーライトJ.D.Ellis 2001
rottweilerdriver@aol.com


My name is Max and I have a little something I'd like to whisper in your ear.
I know that you humans lead busy lives. Some have to work, some have
children to raise.
It always seems like you are running here and there, often much to fast,
often never noticing the truly grand things in life.
Look down at me now, while you sit there at your computer. See the way my
dark brown eyes look at yours? They are slightly cloudy now, that comes with
age. The grey hairs are beginning to ring my soft muzzle. You smile at me;
I see love in your eyes. What do you see in mine?
Do you see a spirit, a soul inside who loves you as no other could in the
world? A spirit that would forgive all trespasses of prior wrong doing for
just a simple moment of your time?

That is all I ask. To slow down if even for a few minutes to be with me.
So many times you have been saddened by the words you read on that screen,
of others of my kind passing. Sometimes we die young and oh so quickly,
sometimes so suddenly it wrenches your heart out of your throat. Sometimes
we age so slowly before your eyes that you do not even seem to know, until
they very end, when we look at you with grizzled muzzles and cataract
clouded eyes. Still the love is always there, even when we take that long
sleep, to run free in distant lands.

I may not be here tomorrow; I may not be here next week. Someday you will
shed the waters from your eyes, that humans' have when deep grief fills
their souls, and you will be angry at yourself that you did not have just
"One more day" with me.

Because I love you so, your sorrow touches my spirit and grieves me. We
have Now, together. So come, sit down here next to me on the floor. And look
deep into my eyes. What do you see? If you look hard and deep enough we will
talk you and I, heart to heart. Come to me not as "alpha" or as a "trainer"
or even a "Mom or Dad", come to me as a living soul and stroke my fur and
let us look deep into one another's eyes, and talk. I may tell you something
about the fun of chasing a tennis ball, the scent of a cool spring breeze or
I may tell you something profound about myself, or even life in general. You
decided to have me in your life (I hope) because you wanted a soul to share
just such things with. Someone very different from you but yet a kindred
non-judgmental soul, and here I am. I am a dog, but I am alive. I feel
emotion, I feel physical senses, and I can revel in the differences of our
spirits and souls. I do not think of you as a "Dog on two feet" I know what
you are. You are human, in all your quirkiness, and I love you still.
Now, come sit with me, on the floor. Enter my world, and let time slow down
if even for only 15 minutes. Look deep in my eyes, and whisper to my ears.
Speak with your heart, with your joy and I will know your true self and you
will know mine. We may not have tomorrow, and life is oh so very short.

Love,

Max, (on behalf of all canines everywhere)


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May be reposted and shared freely as long as this credit appears with the
post given to J.D.Ellis 2001, rottweilerdriver@aol.com


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稲葉さんありがとうございました。さようなら。
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