■障害児がいじめられて転校 学校は当初認めず、後に謝罪
(朝日新聞デジタル - 01月26日 20:49)
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いじめはダメ
暴力はダメ
性犯罪はダメ
それは、当たり前のこと。
では、なんでなくならないのだろう…。
子どもを、たった一人だけど育ててきて、たくさんのお母さん方や子ども達に出逢ってきた。
そして、いろいろな価値観に触れてきた。
きっと、どれも間違いじゃない。
その中で、今でも印象に残っていることがある。
それは、
娘と同い年の女の子のお母さんで、わたしの初めてのママ友達のうちの一人。
その彼女の言葉。
「あ〜、意地悪してる〜。」
見れば、その友達の子どもが、他の子どもの手の甲をつねっていた。
わたしは、驚いて友達を見たが、彼女はその光景を微笑ましそうに眺めていました。
いつも、ニコニコ笑っているお母さんでした。
そのママ友達は、4人の子どもがいる先輩ママで、その女の子は、きっとお兄ちゃんやお姉ちゃんに可愛がられながらも、時には意地悪されて、泣かされたりもしたのでしょう。
他の子にやり返した娘を、成長したと感じて、嬉しく思ったのかもしれない。
「意地悪をしてはいけない」
そういう価値観でずっと生きてきたわたしには、衝撃的な出来事でした。
あ〜、こんなおおらかな気持ちで子育てができたら、どんなに楽しいだろう、どんなに気持ちが楽になるだろう。
あれはダメ、これもダメと、がんじがらめの価値観にしばられて、ちゃんとした子どもに育てなければというプレッシャーに日々押し潰されそうなわたしの心に、憧れに似た感情がわきました。
きっとね、そのお母さんは、エスカレートしたら絶妙なタイミングで止めただろうし、自分の子どもがやられていても、同じように見守っていたと思う。
4人のお母さんは、すごいな。
4人分、子どもと一緒に成長してきたのだろうな。
はるか高い頂きをみて、あそこに行けるだろうかと、あそこに辿り着きたいなと思ったのです。
わたしの義理の甥も障害があって、身内からしたら切ない話なのですが…。
どんな感情にも、フタをしない。
意地悪をしたい気持ち。
きっと、誰にでもあると思う。
きっと、誰にでもあった感情。
子どもは、意地悪をした方も、された方も、どちらも成長過程。
やみくもに抑えつけるのじゃなくて、周りの大人が上手に導いてあげられたらいい。
そして、その男の子の心とご両親の心のケアを望みます。
新しい学校で、とびきりの笑顔でいられますように。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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