ルックバック

ジャンプラであった読み切り、なんか今日は朝から話題になっていたからダンダダンのあとに読んだんだけど、本当にすごかった。
チェーンソーマンもまぁすっごい展開だったけど、この読み切りもガツンと来るわ。
ページ数が読み切りをは思えない多さだけど、一気に引き込まれて読んだ。

あまり台詞がなくて、絵で月日の流れがわかるんだけど、だんだんと女の子２人の仲が近づいていっているのがわかる。
本音をぶつけ合うまでになって、漫画家と美大生って道が分かれたけど、でもお互いのことはずっと思いあっていてって。

初めて自分の漫画を手放しでほめてくれた友達やら、それが原動力で周りに何を言われようが思われようが突き進んでいくとか。
これは漫画を描くというテーマじゃなくてもグサッとくる。

一緒に漫画を描いていくにあたって運命共同体みたいに思い始めたのかな。
美大で事件が起きた時も、その後も、なんていうか・・・もしかしたら自分が巻き込まれたかもしれないというか。
自分と同じ時間を共有していて、自分と同じように絵が好きで、漫画が好きで、アニメが好きで、クリエイターになりたいと夢見ていた人が、ある日唐突に理不尽な理由で未来が奪われて。
それがもしかしたら自分にありえたかもしれない未来なんだよね。

背中にサインを描いてほしいと喜んでくれた友達を失ったのは自分のせいかもしれないと責めて、もし違った未来で友達を助けられたらと思ってしまって。
でも友達が背中にサインを欲しがったくらい、自分の漫画を認めてくれたから、その認められた自分で居続けたいからまた漫画を描くという。

友達には自分の背中を見続けてほしいから、自分は後ろを振り向かずに前を見て先に進むしかないんだよな。