会社の会議室の電波時計が時報電波を受信せずずれたまま、という話を前回の日記で書きました。
室内に電波が届かない大きな原因は、オフィスの窓に使われている「網入りガラス」ではないかと考えられることから、これを改善する方法はないかということで考えてみました。
網入りガラスは、窓ガラスの中にピアノ線など金属製の針金を格子状に埋め込んで補強したもので、オフィスなどに広く用いられています。
しかし、金網は電波を吸収する性質があるので、網入りガラスを使うと室内でラジオや携帯電話の受信状況が悪化する傾向があります。
ということは、金網の代わりに電波を吸収しない材質で補強すれば、電波をさえぎらない補強ガラスが実現できるはずです。
強度があって電波を吸収しない素材はないかと考えて思いついたのが、「ガラス繊維」です。
ガラス繊維をプラスチックに練りこんだ「GFRP」(Glass Fiber Reinforced Plastic, ガラス繊維強化プラスチック)というのがあり、ボートや浴槽などに広く使われています。ガラス繊維の強度がプラスチックの補強に使われるほど高いのであれば、ガラスの補強もできるはずです。GFRG (Glass Fiber Reinforced Glass)と名付けました。
ガラス繊維は電波を吸収しませんから受信にも影響はありません。
と、ここまで考えてきてちょっと不思議に思いました。ガラス繊維で窓ガラスを補強するといいますが、ガラス繊維だって素材はガラスです、窓ガラスのガラスとなにが違うのでしょうか、とくだん強度が高かったりするのでしょうか。
おそらくは結晶構造などが違うのだと思いますが、もう少し調べてみます。
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