炉端の支店に本格的の通うようになって15.6年か。その前はポツポツ。おんちゃんが生きていたころの本店は2回。敷居が高かった。名だたる人が居たし、若輩者としてはまだまだ酒の飲み方、肴の食べ方も指導され途中だった。
今の炉端のお客さんの過半数は、加藤夫妻に惹かれてきている方々。当然だわなぁ。おんちゃん（天江富弥）が亡くなって、今年が36回忌。おてんとうさんの会やスズキヘキさんを知っている人も少なくなった。
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６０を前に、毎週月曜日に右隅に居場所を見つけ、金曜日に集まっている常連の金曜会ならぬ月曜会を独りで立ち上げ悦にいる。いることが分かると集まるものだ。一週間、一か月、３カ月に１年と来られる方もいたし、お会いするのも楽しみだった。
行事も１月５日の初呑みに初鑿をかけて金精様（おがる様）作り。大杯の回し飲み。１４日のどんど祭の小正月行事の大餅花。５月の向山児童館、のちに野草園でのおてんとうさん会。７月のカッパ祭り、今はおにぎりの会。８月の七夕線香。１１月の天賞酒造の蔵見学と色々あった。
普段の雑事に追われている身としては、その都度身の引き締まる思いであった。客の来ない日は、お父さん（加藤潔）の昔話にヘキさんの童謡。 いがったなぁ〜。
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