先週は、予約で満員であったらしい。どんな時でも月曜日には右端の定席は開けてもらっていた。たまに、遠来の客が時間前に入っている時は、文句も言わず向かい側のおがる大明神の下に座った。頑張るようなことではない。
仕方ないので、友人と教え子の店に行った。
先週の今週。お昼を過ぎて梅雨の晴れ間を見ながら悩んでいた。夕方、埋蔵さんからメールが来た。青森をたって南下中とある。来る気だ。先週でさえ入れなかったのだ。それがあと二日の今日はおして知るべしだ。１５時３０分過ぎ、とりあえず入り口での挨拶をメーンにして、教え子の店を予約して保険をかける。庭に水を撒きながら悩む。ままよと、撮影の許可だけでもと電話をすることにする。
２コールで、お父さんが出る。青森から客人が来るが、入れなくても写真の撮影の許可を言う。許可をもらった後にすぐ電話が来た。
『何人？ 』とりあえず埋蔵さんが連れがあるというので、
「３人」と答える。
どうなるかはわからない府が、大急ぎで準備をする。
おっとり刀でタクシーを拾い、店に向かう。
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