さて本屋。
子供のころ、本は本屋で買うものだった。
今ではそれが常識として通用するだろうか。
はたと気づけば、最近、本屋で本を買うことなんてほとんどなくなっていた。
具体的には本は大概、通販かコンビニで購入している。
昔は本は本屋にしかなかったけれど、今はコンビニと通販サイトで確実に手に入るからね。
普段の生活で、本屋とコンビニとネットという行動範囲が、コンビニとネットに極限できるようになった。
これって正直すごい省力化だと思う。
さらに時代は進化してて、確かここ2、3年で、紙媒体の書籍の売り上げを電子書籍の売り上げが抜き去っている。
もう、本は本ですらない、興味のあるジャンルごとの情報の塊へと姿を変えた。
昨今、本屋の閉店が加速しているようだが、それもそのはず、売る本がなければ本屋も無くなるはずだよね。
今日、自転車で隣町のショッピングモールに初めて行ったらモール内で本屋を見つけて、ちょっと感動してしまった。
品ぞろえが充実してる大型書店とは言い難い売り場だったけれども、それなりに、雑誌を手に取り最近のトレンドを流し読みしたり、あまり見慣れない本のページを開いてみたり、好きなシリーズ物に新刊が発売されたことを知ったりして、本屋の醍醐味を堪能した。
ん、本屋の醍醐味か・・・。
今まで本屋に行くのが当たり前だったから気付かなかったけれど、本屋には本との出会いがあるのを忘れていた。
久々に雑誌と単行本を購入し、リュックサックを書籍で重たくする充実感を思い出した。
私のような合理主義が先細りの原因だとも言えるので強気になれないが、本屋は無くなって欲しくない好きな場所の一つだよなあ。
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