今日も今日とて座敷豚。
動画共有サイトのおススメ画像を物色しながらのアイドリング。
そこで目に留まった動画にちょっと考えさせられた。
若い頃、事業に成功してそれなりの蓄えが出来たのをきっかけに、アジアのとある国でセミリタイア生活をしている人の動画だった。
それは華やかな日常や贅沢を紹介するような内容ではなく、海外で隠居生活をするためのポイントを中心に、自身の失敗を教訓的に紹介している。
彼が最も悔いていたのが、働かなくても生活できる状況に突入するための準備ができていなかったというものだった。
端的に言えば、いくら蓄えを持っていても生産的な趣味や目的を持たない生活は全く楽しくないという。
例えば読書やゲームや映画などが大好きで、時間があればそれらを楽しんでずっと過ごしていけると思っている人も居る。
しかしながら、それは単に作家やメーカーに遊ばされてるだけの非生産的な消費でしかなく、すぐに飽きがきてしまうらしい。
それは遊びの定番『のむ、うつ、かう』であっても同じらしく、動画の投稿人も、お酒や夜の街が大好きで、自由な生活が始まった当初は歓楽街に住んで毎日ふらふら遊び歩いていたんだけれど、すぐにつまらなくなってしまい、その後は空っぽで苦痛な日常に悩まされたと語っていた。
その後、その間違いに気づき、自身の生きがいを見出し、その空虚から抜け出すのに数年を要してしまったため、その教訓を動画のネタとして訴えていた。
彼はクリエイティブという言葉を使っていたが、人生には何かしら到達点を目指したり、一定の成果を求めたりという自発的な活動が必要だと言っている。
そのことは薄々感じていたが、漫画や本や映画を余暇と老後の楽しみと考えていた私には、見落としていた大事な何かを指摘されたような気がした。
受け身な趣味は長続きしない。確かにそうだ、私もそれは経験してる。
今まで楽しいことを単純にひとくくりにしていたが、そのなかでもクリエイティブなものとそうでないものがある事を明確に認識することができた。
コンテンツを消費する以外の趣味や目的を今後はちゃんと意識していくことにしよう。
日記を書いてて、たまに文章が上手くまとまって気持ちがいい時がある。
好きな瞬間の一つだけれど、これもクリエイティブ活動の一つだよね。
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