performative verbs vs stative verbs

動詞の分類の一つにperformative verbsとstative verbs
がある。

以前日露戦争の浮世絵に「〜鯛」というシリーズ物が
あった。魚の鯛が「〜したい」と言うのだ。
ないしは鯛に言わせているのである。

日本万歳　百選百笑　溺合の馳走　　骨河道人

まぐろ「お鯛さんは何時見てもお赤くてお目出鯛ねえ。」
こち「夫々みな鯒（こち）徒等もお顔の見鯛の逢い鯛のと
尾に鰭（ひれ）つけて評判しているのだよ」
鯛「おや憚り様。何を奢りませうオホ・・・サァ見那是は
ほんの溺合の死露物で餘りおい死苦ㇵありませんが、マア
御一つ召しあがってくださいまし。
鯨「イヤ是は隊死た馳走や定めし旨いぢやろう。」
鯛「ところがあたしㇵ是が見掛倒しで妾も実ㇵ買被ったので
ございますよ。勿論此奴ㇵ箸にも棒にも掛らない食べない
厄海物とㇵ聞いとりましたが、なるほど面の皮の厚い割合には
骨身に少しも応へがありませんので、然して腹黒の癖に
きも玉は空虚だしお負けに腰抜で疝気筋が存外お歯に
合ㇵないそうで御座います。：
鯨「むむ葬かい、兎に角一ツ食って見やうと無造作にパクリ。
お鯛ㇵ驚いて鯛「オヤオヤ見那ㇵ少しも噛まずに・・・
鯨「ムム此位のものㇵ何時でもひと呑だもの