mixiユーザー(id:2752292)

2022年05月18日12:26

75 view

できるうちにやっておく。

DEEMANIACS富士見パノラマに参加しました。
今回は何かと長いです。
最後にある動画を見てしまうと、それだけで30分番組になってしまいます。

今回は、久しぶりのDH(ダウンヒル)競技です。
とは言え、グラビティアドベンチャーと称しているだけあって、競技内容は独特です。
近年のDHはコースが短くセクションはハードと、ワンミスアウトな展開ですし、当たり前ですがDHバイクが想定されています。
しかしこちらはDHマラソンとかアバランチェを連想させる構成で、バイクもEDバイクが良さそうです。
山の上から下までのロングなタイムアタックレース、トップはそういかないでしょうが、1コケくらいじゃゴールするまで結果は分からないから、最後まで気持ちをアゲて楽しめそうです。

なので、いつものSmugglerで参加します。
そう言っても、参加申し込みはギリまで粘って週間天気予報の変遷を見守ります。
雨天で走りたくありません。僕の中では、泥はなんとか諦められるのですが、雨で濡れるのは嫌。
当日前後の連日雨予報が、奇跡的に当日だけ降らない予報になってきたので、申込締切日の夜に滑り込みました。

準備は、レインではなくウェットを想定しました。

バイクは…
タイヤはそんな選べないですが、泥捌けや砂利に対応してブロックしっかりで隙間多めの物にしました。
フロントはDHF29x2.3で1.8キロ圧、リアはGRIPPER27.5x2.4で2.0キロ圧、チューブドです。
ダンパーセッティングは、コーナーが滑りやすいだろうから、普段から戻りを少し遅くしてコーナーの抜けよりもスライドコントロールのしやすさを取りました。
後輪から跳ぶ泥からドロッパーポストのインナーポストとシールを守るべく、廃チューブで帯を設けました。
フォトフォト
それと、長丁場でペダリングもあるから、ビンディングペダルに変更です。
でも、状況変化に備えてフラットペダルも持って行きます。

ウェアは…
久し振りに、ゴーグルにティアオフを仕込みました。
久し振り過ぎてティアオフのアタッチメントが見当たらず、カミサンに借りました。
でも、ティアオフはコースで捨てないようにしようと思っています。ゴミのポイ捨てみたいで嫌だから。
あと、レインウェアも念の為に持って行きます。
着替えは、当日のみでも試走用と本走用を用意です。

今回、試走日は走れず、当日入りです。
コースはマップを見ると、どうやらADVin富士見の最後の下りと同じ様子。
それなら、自分のPOVで流れはおさらいできます。
それに、試走日が出勤日だったのもありますが、腰の温存が本音。

そうしたらなんと、天候とコース保護の関係から、コースが変更になったとな。
コース後半があまり知らないエリアになってしまった。
しかし便利な世の中、思い出せない部分はどちら様かのPOVをYouTubeで拝見しておきます。

コースコンディションが、なんとかなりそうになってきました。
試走日も、ライブカメラで現地のコンディションを推察しました。
また、現地から教えてくれる方もいて、助かりました。

当日、久し振りの富士パノです。
フォト
下の駐車場ではアルファロメオのファンミーティング?が準備を進めていました。
こちらとあちらでMCさんがいるので、こちらのMCさんは声が被らないように気遣っているようでした。プロですね。

試走準備を進める中で、ドロッパーポストのカバーは取りました。
序盤にスプラッシュがあると聞いたけど、スタート時のサドルはドロップされているので、インナーポストは汚れません。
ペダルも、コーナーがツルツルと聞いたので、漕ぎよりスライド時のリカバーを取ってフラットペダルに戻しました。
念入りに準備体操をして、腰の調子も備えます。

受付を済ませたら早速試走に向かい、一番でコースイン。
フォト
スプラッシュは極力避けて、覚悟はしていましたが朝一はとても滑ります。
特に絶景トレイル?の後半は何しても滑る。ストレートでも回りそう。
それと、土を盛ったばかりの箇所が柔らかく、タイヤが嵌って失速します。
コブのフロントサイドが柔らかと、跳び出し姿勢が乱れて怖い思いもします。
更には、合わせ漕ぎしかしていないのに、ゴール後は結構キていて体力の無さにビビりました。
あれだけストレートを右に左にと振って汚れないように走っても、ここまで跳ねてます。
フォト

続けて2本目。
1本目に見付けたラインや注意点をトレースして、合わせ漕ぎして本走をイメージしておきたい。
このレースでは、試走でもタイム計測をしてくれるので、GoProを動かしてコースインです。
概ね良い感じ。路面のグリップが上がってきていることを実感。
しかし、合わせ漕ぎでも十分キツイ…
それに、腰もキツイ。上体を伏せ続けられず、ストレートで堪らずカラダを起こしてしまいます。
最後に一人前トレイル(改)を走るのですが、集中力が欠けてきたところでリズムが問われるコースは厳しく、ライントレースの精度が大甘になります。
で、ゴールしたら、MCさんから「現在のトップです!」と嬉しいアナウンス。
試走時間序盤でみんな流しているだろう事、後からどんどん上書きされる事、は承知の上でも、なかなかもらう事が無い言葉にしばし浮かれます。
https://youtu.be/kpMEzBl43Es
この時のタイムは14分27秒。試走終わりでは6位の結果でした。
でも、こういう時に良い結果を出すと、本走で沈むと言われるジンクスが…

少し悩んでから行くことにした3本目。
ゴンドラに泥を持ち込まない決まりなので、簡単に泥を落してから向かいます。
1本目から2本目で路面のグリップが良くなっていたので、最後に路面の回復具合を見たかったのです。
そしたら、やらかしました。前輪パンクです。多めに振ってみたラインで、隠れた岩に当ててしまいました。
でも、慌てません。CO2インフレータ(容量多め)を持っていますし、前回ミスったボンベとアダプタの合いも確認済み。
手早くチューブを交換して、ボンベをねじ込みガス放出。みるみるバルブに霜が付きながらタイヤのビードも素早く上がります。
気分良くアダプタを外したら、バルブコアも外れてタイヤ内圧は一瞬で大気圧に戻りました…
アダプタとコアが凍り付いていたようです。
そこからは慌てて携行ポンプでポンピング…CO2インフレータの意味は…
試走終了時間も迫る中、時間と体力とCO2ボンベをロスしにいっただけでした。
※急いでいるので、画を撮る余裕なんてありません。

本走に備えて洗車や着替えを落ち着いてしたかったのに、時間に追われてチューブ交換をして、泥を手短に落として、着替えも最小限。
ティアオフを1枚外して一瞬で視界を確保です。仕込んでおいて良かった。
エンデューロと違ってメカトラ=DNFなので、スペアチューブや工具は外して数百グラムの軽量化も非力な身には欠かせません。
残念だったのは、心に余裕があまり無い感じで本走に向けて動いていたことです。

本走です。
ボトルの水を全部捨てて最後の軽量化、GoProをONしてゴーグル掛けて、深呼吸して少しでも酸素を仕込んで、スタートです。
最初のストレートエンド、グチャビシャでグリップ感も乏しくて、とても嫌。
(後で動画見て気付いたのですが、更に内側にもショートカットラインがあったのですね。)
その後はコーナーでの減速し過ぎはほぼ無く良い感じ。
ストレートスピードを稼ぎたくて伏せていたら、ステムマウントのGoProでヘルメットのチンガードをアッパーカット。
あー…カメラが上向いちゃった…
(後で動画みたら、画はそんなにそっぽ向いてない。ハイパースムース処理が凄い。)
DHアバランチェPOV動画で見るカメラを拭うヤツ、まさか自分もやるとは思わなかった。
角度修正はカメラ=下を見るので、結構ドキドキです。
https://youtu.be/rWuvrDvj7PE
絶景トレイル前半は、サドル高を中間にして、ペダル区間は座り漕ぎ。モリ漕ぎができない。
ゲレンデ区間のコーナー、もう少し旋回を速くしても良かったかも。
ゲレンデのフラットターンとライン取りは気持ち良くつながった。
絶景トレイル後半は、グリップが戻ってきたけど滑るような。ミスが無かっただけで上出来です。
一人前トレイルへのトラバース、座っての合わせ漕ぎで精一杯です。全然頑張れない。試走と本走、抑えても本気でも気持ちしか変わっていない非力っぷり。
しかも、一番弱っているトラバースの出口で立哨というか声援を送る内嶋オーガナイザー。笑顔が印象的でした。
フォト
やはり集中が切れてきて、一人前の入口でコースの外に行くかと肝を冷やしました。
ここからはヒーヒー言いながらコースのリズムを辛うじてつないで、なんとかゴール。
13分57秒と試走から30秒つめたけど、主因は路面コンディションが良くなった分でしょう。
https://youtu.be/-Qc5JuF-A8A

結果はリザルトシート1枚目に入れたし、今できる事は9割以上できたと思えたし、通して転倒も無かったし、かなり満足しています。
今回の最速タイムは10代が出していて、自分は1分も遅いです。
これには笑うしかないし、若いのが元気なのは嬉しいです。
ただ、年代別(50代)で8位が悔しいと感じたところ。
みんな速いしタフだなぁと言ったら、「試走のやり過ぎだよ」と数名からご指摘いただきました。
非力なくせに2時間で15分×3回の走行ですから、ごもっともです。
3本目はトラブルもあったけど、気付けたラインもあったので、プラス要素もありました。
フォト

表彰までの間、終わりそうだったシャンプーを買うついでに、プロに洗ってもらえました。
露天シャンプー、スカルシャンプーの爽快感が更に倍!って感じで自然と笑ってしまいます。
フォト
これからの季節、ライド後のシャワーに欠かせません。

表彰式で入賞者に拍手を送った後は、折角の富士パノ一日券ですから他のコースも走ってみることにした、
…のですが、いざ走ってみたら、走り出しから、もうツライ。全然楽しくない。
腰、手首、脚、腕、全身から「無理!」という声が聞こえてきて、そーっと下ってくるのが精一杯。
実は、ゴンドラ降りる前から終わっている予感がしてた愚か者です。転ばなくて良かった…。
なんとか戻れたところで、ご無沙汰していた方々とお話しできました。
こちらはとても楽しかった。

初めてのDEEMANIACS、競技スタイルはまだ模索中とのことです。
この長さで2トライ制だけは勘弁してください。トライ2で耐え切れずに散りそうです。
今回の方向性で続くなら、また出たいですね。
競技なので当然誰かと競うことになる(相対値)のですが、ヒルクライムやマラソンみたいにやり切った満足度(絶対値)が高いような側面もあるから、魅力があるのかな?
そんなことを、帰路の車中で一人睡魔と闘いながら考えていました。

最後に、試走と本走のノーカット動画になります。
試走
https://youtu.be/BKxuezNkljI
本走
https://youtu.be/oRVB4Gd4z2c

そして、競技から二日経ちました。
洗濯、洗車は割と楽でした。
本走でも可能な限りスプラッシュは避けたし、リンク軸受用ドロヨケも機能していました。
見事に翌日から腰がピキピキ、体がギシギシしています。でも、心は晴れやか。
健康健全、大事ですね。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年05月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る