2021年３月。
「シン・エヴァンゲリオン」が見事完結し、
世界的にも一大ムーブメントが巻き起こった昨今。
まぁ今、色々問題起こってるようですが・・・
エヴァをただの恋愛ものとしか見てないヤツラの戯言なんぞに
付き合う気は毛頭ござんせんよこちとらｗ
かくゆうHNも生まれて初めて
「同じ映画を２回観に行く」という偉業を成し遂げたわけですが、
公開からしばらく、ネットの中は様々な考察動画で溢れかえり、
御多分に漏れずHNもそれらの動画を見漁っては、自分の脳で
処理しきれなかった部分を補填していき・・・
という作業をしているうちに、なんだか本人も気づかないうちに
「エヴァ、再燃」
てなった結果、流れ着いてしまったHNのなれの果てがハイこちら。
「旧劇場版、再鑑」
シンエヴァがあまりにも幸せに、キレイにハッピーエンドを迎えた。
そしたら人間とは恐ろしいもの、あらたに「刺激」を、
もとい「悲劇」を求めてしまうものなんですねぇ。
あさましい生き物だ。
「救いようのないバッドエンド」と散々言われ続けた旧劇場版。
確かに一見、訳が分からず、ラストも
「・・・気持ち悪い」
「終劇」
・・・なんやねん！！ではありましたが、当時からHN的には
「納得のいくエンディング」
「TV版のラストをキレイにアニメとして終わらせたんだな」
という感情をぼやーっと抱いておりました。
今回、その「気持ち悪い」大作DVDをレンタルし、
日曜の朝5：30から拝観するという奇行を敢行。
天候は良好。愚行な素行。
・・・・・・。
まぁそんな感じで再観した結果
「全然意味わかるくね？」
「シンエヴァと同じ事言ってね？」
そう、見せ方は違えど、辿り着いた先は同じなのですよ。
（あ、まぁあくまで個人的感想ですが）
庵野監督のリアルが新・旧どちらにも閉じ込められている。
旧劇版当時の庵野監督が晒されていた環境がモロに反映された
「痛々しさ」、人から拒絶される事を覚悟しての「自己構築」。
「救いようがない」のではなく、
「誰も救ってはくれない」
「自分で立ち上がるしかない」という環境が生んだラスト。
「夢って何？」「夢は現実の続き」って、
すごくまっとうな事言ってるやん・・・とか。
「他人からの拒絶によって自己を形成する」「他人を認識する」見せ方の究極が
「アスカの首を絞める」になったんだろうな・・・とか。
二人しか描かれてないから他の人絶滅したんだ。ではなく、
ちゃんとユイさんが「自己を望めばみんな戻るわ」的な事を言ってたので、
あれから先に人類復活してんじゃね？・・・とか。
当時見た時に感じたよりも、意外とシンジのオナシーン短くね？・・・とか。
今観返すと、その後味の悪さから世間的にバッドストーリー認定されてたけど、
実はものすごくキレイに終わってたんだなぁ。と再認識いたしました。
いやいや、やはり傑作じゃないか旧劇。
加えてこの旧劇再鑑によって、「序」「破」「Ｑ」「シン」との、
繋がるようで繋がらない絶妙な関連性をより楽しむことが出来るし。
「円環のなんとか」っておもろい事したよねぇ。。。
もう、色んなものが繋がっていくのとか
スピンオフとかサイドストーリーとか外伝とか
めっちゃくちゃ好きなんで、こんなんもう「旨味」しかないですわ♪
ログインしてコメントを確認・投稿する