****************************
*■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
*■□■■□□■☆彡* 第1055号*
*■■■■■■■■■*2019/12/7 *
****************************
※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第1055号
■映画インプレッション『高津川』
■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.701)
■石男的衛星電影案内(Vol.986)
■編集後記
====================================================================
■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
『高津川』
監督:錦織良成 主演:甲本雅裕、戸田菜穂
--------------------------------------------------------------------
☆島根県西部を流れる清流・高津川を舞台に、錦織良成監督が地方の
問題に直面しながらも石見神楽の伝承を続ける人々の日常を描いた人
間ドラマです。島根・鳥取・広島・岡山にて公開中。
島根県西部を流れ、一級河川ながらダムが一つもなく、日本一の清流
と謳われる高津川の流域。牧場を営む斎藤学は妻を亡くし、母・絹枝、
大阪から帰ってきたばかりの娘・七海、高校生の息子・竜也の3人と
共に暮らしている。地元の誇りである神楽の舞いは歌舞伎の源流とも
いわれ、代々舞手が受け継がれてきたものの、今年舞手の舞台を踏む
竜也が稽古をさぼってばかりで、学は自分の息子も多くの若者のよう
にこの地を離れてしまうのではないかと心配している。他の地方と同
様に、高津川流域で暮らす人々もまた都会への若者の流出による人口
減や祭りや技術の伝承の存続という問題に直面していた…。
舞台は清流流れる美しい山里ですが、家族や世代交代の話なので普遍
的なことなので、誰もが心に響きました。本作が映画初主演の甲本雅
裕が非常に抑えた演技でラストの感情が溢れるシーンが光りました。
戸田菜穂演じる幼馴染みとの微妙な関係も良かったです。
東京で弁護士をしている同級生を演じた田口浩正がある事実を知って
号泣するシーンは涙が止まりませんでした。母校の小学校が閉校する
ので最後の運動会をする時に全国から卒業生が集まるシーンは、名作
『フィールド・オブ・ドリームス』を思い出しました。
石見神楽が題材になっているのですが、実は私の親戚が神楽で使う面
を作る職人だったので、面を作るシーンが出てきたので懐かしかった
です。何よりも舞台になった高津川が美しいので行ってみたくなりま
した。とても優しい心が暖まる作品なので、是非ともオススメしたい
作品です。
錦織監督作品といえば、初めて島根ロケの作品『白い船』を劇場で見
て感動したのを忘れられません。この作品と共通点も多いので、『白
い船』を合わせて見てもらいたいです。この作品には、子役の頃の濱
田岳が出ています。
公式サイト >
https://takatsugawa-movie.jp/
STONEMAN推薦度★★★★ 寿司が食べたくなる度★★★☆
(10点満点:★=2点・☆=1点)
====================================================================
■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.701)
『永遠の門 ゴッホの見た未来』
監督:ジュリアン・シュナーベル 主演:ウィレム・デフォー
--------------------------------------------------------------------
☆美しい作品を描くゴッホはすでになんどか映画化されていますが、
本作は、ウィレム・デフォーが生々しくゴッホの生涯を演じます。
台詞がかなり少なく設定されるも、デフォーの声でのナレーション
にインパクトがあります。しかし、その声のトーンは、決してゴッ
ホではなく、一ナレーターとなっていて、詩的に映し出されたシー
ンには特に彼のナレーションが、淡々と投入され、語られるストー
リーが常に、厳かで、かつ、静かなトーンで進んでいきます。その
語り部は、優しく、これまでのデフォーのイメージを、柔らかくし、
それまでとは異なる、精神的にも繊細に異なる役柄を演じていて、
その裁量のおかげで、数々の賞を獲得しています。
ゴッホの描いた自画像が、彼自身、デフォーに見えてきたとき、彼
の演技のこれまでにない素晴らしさが確信できます。昨年度のアカ
デミー賞主演男優賞獲得、ヴェネチア国際映画祭、ゴールデングロ
ーブなどでも、高い評価を得ています。
====================================================================
■石男的衛星電影案内(Vol.986)12/7〜12/13 by.STONEMAN
★今週の石男が選ぶオススメの1本
<NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch
12月9日(月)21:00
『チャーリーとチョコレート工場』('05 アメリカ)
監)ティム・バートン 主)ジョニー・デップ
※貧しいながらも家族と幸せに暮らす少年チャーリーの住む町には、
世界で最も有名で謎めいたチョコレート工場があった。ある日、経
営者でお菓子の発明家・ウィリー・ウォンカが、金のチケット入り
のチョコを買った子供5人を工場見学に招待すると発表、世界中の
子供たちがチケット探しに夢中になり、チャーリーもチケットを手
に入れるが…。
<GYAO!・無料動画>
http://gyao.yahoo.co.jp/
『好きだ、』('06 日本)
監)石川寛 主)宮崎あおい 西島秀俊
※17歳のユウは、いつも川辺でギターを弾いている同級生のヨースケ
に秘かな想いを寄せいていた。しかし素直に想いを伝えられないユ
ウ。一方ヨースケは、事故で大切な人を亡くしたユウの姉のことが
気になっていた。やがてある哀しい出来事がそんなユウとヨースケ
を引き離す。それから17年、東京で偶然再会するのだが…。
★12/15まで無料配信中
*********************************************************************
■編集後記
☆今回レビューした映画『高津川』を八丁座で舞台挨拶付きで見たの
ですが、映画の舞台挨拶で登壇者が全員涙するのは初めてでした。主
演の甲本雅裕さん、戸田菜穂さん、錦織監督の三人が登壇されたので
すが、最初に挨拶された甲本さんが、感極まって言葉をつまらせたの
で、続いて戸田さんまで涙涙の挨拶になり、いつも朗らかな錦織監督
までしんみりした挨拶になってしまいました。
広島出身の戸田さんはご家族の方が大挙して来場されていたので、逆
に緊張されたのかもしれません。錦織監督のこの映画を良いものにし
ようと熱い気持ちがわかるエピソードで、中盤に甲本さん扮する父親
が娘と会話をするシーンで一発OKが出たのに、早朝撮影で霧の具合が
明日のほうがもっと良くなると言われて、その霧の為に3日間連続で
そのシーンを撮り直したそうです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
【メルマ!で当メルマガをご購読の方へ】
★2020年1月31日でメルマガのサービスが終了となります。
お手数ですが、まぐまぐにてメルマガ登録をお願いいたします。
自動では登録されませんので宜しくお願いします。
http://www.mag2.com/m/0000025922.htm
↑まぐまぐメルマガ登録(無料)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
*****************************************************
当メルマガのfacebookページを作りました!
http://on.fb.me/g2LofS「いいね!」を押して下さい!
*****************************************************
https://twitter.com/stoneman_ulc
↑ツイッターはこちら!フォローよろしくお願いします。
*****************************************************
★ULCホームページ★(再開しました!)
http://www.ulc-stone.com
*****************************************************
●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○●
映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中
http://form1.fc2.com/form/?id=893941
↑詳しくはこちらのメールフォームからメールして下さい!
*****************************************************
========================================================================
========================================================================
■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.1055(2019/12/7)
■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club)
http://www.ulc-stone.com
■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
■問合せ先(ご意見ご感想も)>
http://form1.fc2.com/form/?id=893941
■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。
【まぐまぐ】ID:0000025922
http://www.mag2.com/m/0000025922.htm
【メルマ!】ID:m00017409
http://melma.com/backnumber_17409/
========================================================================
ログインしてコメントを確認・投稿する