…正午まで、アルバイト。
帰宅後、DVDでエリア・カザン監督の「革命児サパタ」を観ました。
三島由紀夫の小説「美しい星」を読み終わりました。
☆「革命児サパタ」(1952)監督 エリア・カザン 出演 マーロン・ブランド、ジーン・ピーターズ、アンソニー・クイン、ジョセフ・ワイズマン、アーノルド・モス、アラン・リード、マーゴ、ハロルド・ゴードン、ルウ・ギルバート
メキシコの農民エミリアーノ・サパタは亡命政治家のマデロと呼応して武装蜂起し、ディアス大統領を追放して革命の英雄となる。
陰謀を乗り越えた彼はやがて大統領となるが、革命の理想が失われたことに気づいて故郷に帰る。行動をともにしてきた兄・ユーフェミオは栄光を捨てることが気に入らずに農民を痛めつけて反感を買い、殺害されてしまう。
革命に幻滅したサパタは妻とともに山に陰棲する。やがて彼は仲間の裏切りにあい、おびき出され射殺されてしまうが、民衆の心の中に伝説として残ることになる……。
前年1951年に、名作「欲望という名の電車」を発表してハリウッドで“巨匠”の立場を確立したばかりのエリア・カザン監督。
その彼がスタインベックの脚本を得て、マーロン・ブランドを主役にたてて映画化。
メキシコ革命で活躍した農民出身の革命家エミリアーノ・サパタの半生を描いたものです。
…歴史的な知識がないと少々わかりにくいというコトもあり、見ていて途中ちょいとダラケてしまいました。(笑) イカンなぁ。
ただ、後半の盛り上がりは流石で、ラストにかけて見事な展開でありました。
ラストの農民たちのツブヤキは、彼らが雑草のようにしぶとく頑強な存在であることを示唆するあたり、如何にもスタインベック風であります。
『死人が、最大の敵になることがある。』
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