…正午まで、アルバイト。
成人の日、祝日でありました。
帰宅後、DVDでドン・ユエ監督の中国映画「迫り来る嵐」を観ました。
☆「迫り来る嵐」(2017)監督 ドン・ユエ 出演 ドアン・イーホン、ジャン・イーイェン、トゥ・ユアン、チェン・ウェイ、チェン・チュウイー
1997年の中国。小さな町の国営製鋼所で警備員をしているユイは、若い女性ばかり狙われている連続殺人事件に深く興味を抱く。
公安の警部から捜査情報を手に入れたユイは、犯人を自分で捕まえようと意気込み、捜査にのめり込んでいく。
ある日、ユイは犠牲者が恋人のイェンズに似ていることを知る……。
ある猟奇殺人事件に取り憑かれた一人の男を描いた、サスペンス・スリラーです!
…中国でも、こういうタイプの映画が作られるようになったんですねぇ。いやぁ、感無量ですわ。
あの!「セブン」を思わせる雨、雨、雨。…非常に陰鬱な映画であり、物語自体も不思議な展開になっていくオモシロイ映画でありました。
主人公ユイの行動に巻き込まれていく後輩リウや恋人イェンズが、なんとも気の毒だ。
ユイは、ニーチェの名言にある“深淵”を覗きこみ過ぎたのかも知れない。
『怪物と戦う者は、
その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
おまえが長く深淵を覗くならば、
深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。』
…フリードリッヒ・ニーチェ
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