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2021年01月08日16:34

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「まぼろしの市街戦」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでフィリツプ・ド・ブロカ監督のフランス映画「まぼろしの市街戦」を観ました。

 午後4時半、予約してあった歯医者さんに行く。



 ☆「まぼろしの市街戦」(1966)監督 フィリツプ・ド・ブロカ 出演 アラン・ベイツ、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ピエール・ブラッスール、ジャン=クロード・ブリアリ、フランソワーズ・クリストフ、ジュリアン・ギオマール、ミシェル・セロー、ミシュリーヌ・プレール、アドルフォ・チェリ、ジャック・バリュタン、ダニエル・ブーランジェ

 第一次大戦末期、敗走中のドイツ軍は占拠した北フランスの小さな街に大型時限爆弾を仕掛けて撤退。イギリス軍の通信兵は、爆弾解除を命じられ街に潜入する。
 街が爆破されると聴いてすべての住民が逃げ去り、空っぽの街ではとり残された精神病院の患者たちとサーカスの動物たちが解放の喜びに浸り、ユートピアのような生活を繰り広げていた。
 それに巻き込まれた通信兵は爆弾発見をあきらめ、最後の数時間を彼らと過ごそうと死を決意するが……。


 …60年代の反戦映画として、絶大な人気を誇るカルト・ムービーです。
 ようやく、ちゃんと観ることが出来ましたッ!


 設定として、とても面白いのですが、ストーリー展開は思っていたほど派手なものではありませんでした。

 ただ、ラストの15分くらいの展開が非常にオモシロクって、監督はここを描きたかったために、延々と精神病患者たちのゆったりとした幸せそうな疑似生活を見せたんでしょうね。

 軍隊の描写もかなり戯画化されて描かれ、それほどリアリティには拘ってはいないようです。
 …銃の撃ちあいシーンでも、まったく血が流れないというのもそうした考えによるものなのでしょう。


 イギリスの名優であるアラン・ベイツがいいなぁ。…フツーだったら、あんな風に自然に患者たちと馴染んでいく芝居に説得力ないッスよ。

 最後の最後、精神病院の門の前の彼の姿には驚かされました。(笑)


 いろんな意味で、メッセージ性の強い映画ではありますな。


 『もっとも美しいのは
        窓から出掛ける旅です。』

    …誰の心の中にも“窓”はあるものです!
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