…正午まで、アルバイト。
帰りに白金台のドンキホーテで買い物して、御成門のみなと図書館へ行く。
帰宅後、DVDでイグナシオ・フェレラス監督のスペインのアニメーション映画「しわ Arrugas 」を観ました。
その後、自由が丘TSUTAYAに行こうかな、と思ったが寒いので止した。…そう言えば、今日は“小寒”でありました。
☆「しわ Arrugas 」(2011)監督 イグナシオ・フェレラス
かつて銀行の支店長として働いていたエミリオは、認知症の症状が見られるようになり養護施設へと預けられる。
同室のミゲルは、お金にうるさく抜け目がない。食事の時のテーブルには、面会に来る孫のためにバターや紅茶のティーバッグを貯めている女性アントニアや、アルツハイマーの夫モデストの世話を焼く妻ドローレスらがいる。
施設にはさまざまな行動を取り、さまざまな思い出を抱えた老人たちが、日々の暮らしを送っている。そして重症の老人は2階の部屋へと入れられることがわかる。
エミリオはある日、モデストと薬をまちがえたことで、自分もアルツハイマーであることを知ってしまう。ショックで症状が進行したエミリオは2階へ送られる日も遠くない。
そんなエミリオのことを思い、ついにミゲルはある行動に出るのだった……。
スペインのアカデミー賞とよばれるゴヤ賞で「最優秀アニメーション賞」「最優秀脚本賞」を受賞したアニメーション映画です。
原作はスペインの漫画家パコ・ロカが描いた「 皺 」。
…完全に大人向けアニメ作品として作られています。なんだか、見終わってシミジミしてしまいましたよ。
老人問題って日本だけではなく、いずれの国もいっしょなんですねぇ。
ストーリー的には特別派手なものではなく、どこにでもいるような一人の老人がホームに入り、そこでさまざまな人と出会っていくというハナシ。
絵だってシンプルだし、まぁ地味な作品ではあるのですが…、なにしろテーマがテーマですから印象としては重く、痛いです。
…いつかは誰にも訪れる老年期。他人事とは思えないキビシイ映画でありました。
『今日の老人
明日の老人
すべての人に捧げる』
…明日の老人に、ぜひ見てほしいッ!
ログインしてコメントを確認・投稿する