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2019年12月09日18:52

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「ノーカントリー」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでジョエル&イーサン・コーエン監督の「ノーカントリー」を観ました。



 ☆「ノーカントリー」(2007)監督 ジョエル&イーサン・コーエン 出演 トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、ジーン・ジョーンズ、スティーヴン・ルート

 1980年のアメリカ、テキサス。ベトナム帰還兵のルウェリン・モスは狩りをしている際に、偶然に死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。
 危険なにおいを感じとりながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シガーに追われることになる。
 事態を察知した保安官ベルは、2人の行方を追い始めるが……。


 …2度目の鑑賞です。ナゼか突然、コレを観たくなりまして。

 コーエン兄弟の製作・監督・脚本による、アメリカとメキシコを舞台にした麻薬取引の大金をめぐる凄惨な殺戮劇。
 原作はコーマック・マッカーシーの小説「血と暴力の国」。

 …初見の時よりも、ずっと面白かったですねぇ。やっぱり、映画って2度見るもんですねぇ。

 タイトルの「ノーカントリー」、原題 “ No Country for Old Men ( ここは老いたる者たちの国ではない) ” は、イエーツの詩からの引用とのこと。

 …ラスト、保安官を引退したベル、トミー・リー・ジョーンズがじつに味のある科白をつぶやくんですが、その辺りから題名の意味がしみじみと伝わってきます。

 トミー・リー・ジョーンズも良かったんだけど、それ以上に、やっぱりこの映画の白眉はなんと言ってもハビエル・バルデム演じる殺し屋シガーですよねッ!
 …素晴らしい人間造形だと思います。いやぁ、怖い!じつに怖い!
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