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2019年10月21日18:49

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「島の女」、「美女と液体人間」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでジーン・ネグレスコ監督の「島の女」と、本多猪四郎監督の「美女と液体人間」を観ました。



 ☆「島の女」(1957)監督 ジーン・ネグレスコ 出演 アラン・ラッド、ソフィア・ローレン、クリフトン・ウェッブ、ローレンス・ネイスミス

 エーゲ海の漁夫の娘フェードラが海底に沈んでいた “ イルカに乗った少年 ” の彫像を発見する。
 フェードラはこれを引き上げて弟の学資のために古美術商のバーマリーに売ろうと考えるが、話を聞いてやってきた考古学者のコルダーは、国宝なので私物化せずに国に返すように諭す。
 フェードラは迷うが、それを知ったバーマリーは何としてもそれを我が物にしようとして争いを仕掛ける……。


 ハナシ自体はたいして珍しいものじゃないけれども、この映画の魅力は、なんと言っても若きソフィア・ローレンの野性的な美しさでありましょう!

 肉体派女優として売り出したソフィア・ローレン。彼女の海女さん姿がウリだったんだろうね。

 相手役のアラン・ラッドはちょっとミスキャストじゃないかなぁ。

 監督のジーン・ネグレスコは「愛の泉」や「百万長者と結婚する方法」「足ながおじさん」「タイタニックの最期」などなど多彩な映画を作った、職人的な監督だけれども、この手の宝探し的な話しはいまひとつ。


 非常に美しい主題曲は、ギリシャの原曲でJ・フェーマノグロウ作詞、タキス・モラキス作曲の「ティ・ナフト」にポール・ウェブスターが英詩をつけた「イルカに乗った少年 ( Boy on a Dolphin ) 」。
 …このテーマ曲、公開当時に流行ったのか知らん。そんな感じだよね。



 ☆「美女と液体人間」(1958)監督 本多猪四郎 出演 佐原健二、白川由美、平田昭彦、土屋嘉男、千田是也、田島義文、夏木陽介、佐藤允、小沢栄太郎、坪野鎌之、山田巳之助、中丸忠雄、伊藤久哉、大友伸、北川町子、中島春男

 ある雨の晩、麻薬絡みの事件で一人の男が消失するという不可思議な出来事が発生した。
 捜査を担当した富永刑事は友人の科学者・政田から、大量の放射能を浴びることで人間が液体化するということを聞かされる。
 やがて一連の犯行は、原爆実験の巻き添えで液化した人間、液体人間の仕業であることが判明する。大都会を徘徊する異形の殺人者に対し、捜査陣は政田の協力を得て、ついに下水道へと追いつめるが……。


 …2度目の鑑賞です。

 東宝の “ 変身人間シリーズ ” の第1作であります!
 この後、「電送人間」「ガス人間第1号」と続くワケです。…2作目の「電送人間」だけが未見なんですよねぇ。

 特撮は、もちろん円谷英二ですッ! …しかし、一連の怪獣映画と違って、とっても大人テイストな映画なんですよねぇ。オトナっぽ〜い!

 敵役の佐藤允が若くって笑っちゃった。…相変わらずおサル顔なんだけど、肌がツルンとしていて妙にカワイイ。(笑)

 大詰めのクライマックスシーンは、隅田川に続く下水道にガソリン流し入れて火を点けるという、トンデモ作戦を決行するのですが、下町から東京湾に注ぐ隅田川が炎に包まれて…… 大丈夫なのか???(笑)


 『もし地球が
  死の灰におおわれて
  我々人類が全滅したとき
  次に この地球を支配するのは
  液体人間であるかも知れない。』
  

 

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