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2019年03月26日19:21

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「月よりの使者」

 …正午まで、アルバイト。一旦帰宅後、川崎市民ミュージアムへ。

 午後2時、” 日本映画名作選 “ 上映会で田中重雄監督の「月よりの使者」を観てまいりました。



 ☆「月よりの使者」(1954)監督 田中重雄 出演 山本富士子、菅原謙二、船越英二、若尾文子、高松英郎、沢村美智子、八潮悠子、根上淳、村田知英子、信欽三、細川ちか子、丸山修、石黒達也、見明凡太郎、花布辰男

 長野の結核の療養所で働く野々宮道子は、温かく献身的に看護をすることから「月よりの使者」と呼ばれていた。
 転地療養中の弘田と横田は、ともに道子に惹かれていた。道子は弘田からプロポーズされ一緒に療養所を出る約束をするが、横田の容態が急変したため実現しなかった。
 一年後、道子は弘田の妻である弓子を看護するため、療養所から派遣される。弘田はかつての婚約者だった弓子と結婚していたのだ。道子は献身的に弓子の看護にあたるが、弓子は弘田と道子の関係に気づいていた……。


 久米正雄の同名小説を八住利雄が脚色し、田中重雄が監督した文芸メロドラマ。
 「月よりの使者」、過去3回映画化されています。1934年の田坂具隆監督による入江たか子版、1949年の加戸敏監督の花柳小菊版、そして本作、1954年の田中重雄監督、山本富士子版です!

 …いちばん最初に映画化された頃、昭和9年の頃にはそうでもなかったのかも知れないが、本作の頃、昭和29年の設定だと筋立てが少々 “ 陳腐 ” かも知れない。
 要するに、ちょいと古めかしいんだよね、ハナシが。

 あと、山本富士子が看護婦姿が似合わないッ!(笑)
 後半は、派遣看護婦としてナース服ではなく着物姿なので特に違和感はないのですが、初っぱなのサナトリウムではずっとナース服。…なんか、ちがうんだよねぇ。
 山本富士子って、やっぱり着物姿がいちばんッスね。

 デビュー間もない、っても3年目くらいなのかなぁ、当時21歳の若尾文子がヒロインの妹分の見習い看護婦役で出ています!
 …この頃の若尾文子、メチャ可愛いッ!!!


 大映、初のカラー作品です。…この時代、こんなにキレイなカラー映画、観客は本当に喜んだんじゃないかな。

 

 
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