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2019年02月12日19:26

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「生きる歓び」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでルネ・クレマン監督 のイタリア・フランス合作映画「生きる歓び」を観ました。



 ☆「生きる歓び」(1961)監督 ルネ・クレマン 出演 アラン・ドロン、バルバラ・ロス、ジーノ・チェルヴィ、リナ・モレリ、パオロ・ストッパ、カルロ・ピサカーネ

 1920年代のローマ。孤児院出身のユリスはようやく兵役を終えるが働こうにも職がなく、街をうろつき見つけたポスターに飛びつき、何もわからず黒シャツ党に入党し、反ファシストのアジビラを刷った印刷所を突き止めるように命ぜられる。
 何軒か探し回った挙げ句、ユリスは一目惚れした娘フランカのいる印刷屋に住み込みの見習いとして居ついてしまう。
 だが、そここそ目当ての場所、そこの主人がアナーキストの幹部。なのに、“ スペインから将軍暗殺のための殺し屋が侵入した ” とのウワサを耳にしたユリスは、フランカの気を引くため、その暗殺者になりすます。
 …すると、印刷屋一家の態度は急変。案の定、フランカも心を許し親切に。
 その時、ローマでは平和博覧会が催され、警察は要注意人物として一家を留置。ところが、彼らはあっさり脱獄を企て、若い二人を逃がす。
 そして、博覧会当日、本物の暗殺者が現れて……。


 「太陽がいっぱい」で世界的大ヒットを飛ばしたばかりのルネ・クレマン監督とアラン・ドロンのコンビが、その勢いで撮ったちょっと風変わりな政治恋愛コメディです!

 過激なアナーキストの印刷屋一家にまぎれこんだ、思想的にも節操的にもいい加減なチャラ男クンが、伝説の暗殺者カンポサント ( 墓場の意 ) に成りすまし、さまざまな騒動を巻き起こすという喜劇。

 ネタ的にも、爆弾を抱えたテロリストだのなんだのと、なかなか物騒なものなのですが、映画自体はいかにもイタリアらしく軽いコメディになっています。

 …ただ、この手のコメディに、ルネ・クレマンの持ち味は少しばかり合わないんじゃないかなぁ。
 なんと言うか、いわゆる “ 軽み ” に欠けるんだよね。もっともっと軽快に、フザケるところはもっともっとフザケないと。

 20年代のイタリアの政治事情に疎いと、ハナシ自体が分かりにくいカモ知れません。


 アラン・ドロンは二十代半ばで、その美貌は “ 絶対 ” って感じですね〜。ちょっと綺麗過ぎちゃって、なんかかえって損しちゃってる感じです。


 天井裏に住み着いてるお祖父ちゃん ( カルロ・ピサカーネ ) が、滅茶苦茶オモシロイッ!
 
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