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2019年09月20日19:07

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ラグビーW杯記念:熱くなれ!( 映画『スクール・ウォーズ HERO』)

今晩、ラグビーW杯の試合後に放映される『インビクタス』。新聞のテレビ欄に「ラグビー映画最高傑作!」と謳われてもそりゃあ納得もするのですが、この映画を忘れてはいけませんよ!と声を大にして言いたい。

言うまでもなく、1984年に放映された人気テレビドラマの映画化。公開が15年前。
なーんだそれか。・・・と言うなかれ。僕も最初は舐めてかかったのだけど、観てみれば豪速球の熱血ストーリーに胸が熱くなった。
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ストーリーは説明不要でしょう。熱血教師と不良生徒達がラグビーを通して心をぶつけ合う。それが大黒柱のように最初から最後まで物語を貫く。余計な小細工はいっさい無し。いや、あるとすれば、その幹を潤すような意外に豪華な俳優陣の好演か。だけどそれが出過ぎていないのもいい。

この迷いの無い力強さはいったい何なのだろう?と日本映画をずいぶん観てきた(つもり)の僕も逆にとても不思議で、解せないものがあった。
いや、思い当たるとすれば監督の関本郁夫さん。彼はこの時点でキャリア35年の大ベテラン。本作を手がける前は『極道の妻たち』シリーズをはじめ、色っぽい活劇、娯楽作を多く手掛けてこられた方。
小手先ではない骨太の職人技が、説得力に溢れた情熱ストーリーとして結実したのだろうと思う。だからこの映画は昭和から続いた映画屋達の最後の煌めきなのかもしれません。

当時目を通した「キネマ旬報」のクロスレビューでも意外にポイントが高かったのもよく憶えている。評者は映画としての「肝心の良さ」をちゃんと見てられるんだな、と観終わって更に納得。

【予告編】https://youtu.be/bxqyYjaEJlo

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「山下先生」演じる照英はまさに好抜擢。押し出しの強い面構えと体躯は、テレビ版の山下真治よりラガーマンとしての迫力いっぱいだ。もちろんその熱い演技も。
豪華な助演陣で意外に出色だったのは神田沙也加。関西弁も無理なく操れるのは「台詞勘」の良さか。物語のマスコット的な役割を越えたチャーミングさ。単なる二世タレントではないな、と見直す思いでした。

もちろん主題歌は「Hero」 歌うのは大黒摩季!
https://youtu.be/IqiMYkCa2fI


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